2月23日開催 石巻工業高校での特別授業と竹浦高台移転意見交換会レポート

2016/02/29 20:29 三井所清典
宮城県建築士会 砂金会長か送ってきたメールを転送します。 添付資料に当日のスナップ写真がついていますので開いてみてください。
なお、「宮城テレビ、女川町の高台移転について考える意見交換会」 で検索するとユーチューブで放送されたもの をみることができます。 短時間ですのでご覧下さるとありがたい。
女川町の小さな漁村集落の高台移転計画の模型を作っている石巻工業高校にお礼として2月23日 特別授業と意見交換会に行ってきました。 造成工事は今年の8月に終わる予定で、自立再建住宅と復興公営住宅の建設がその後始まります。 集落の人々はいまも仮設住宅で生活しています。
竹浦は25年度と26年度にわたり専門家派遣で造成助言と住宅・景観づくりのルール化支援をしていた集落です。 支援は建築士会連合会と宮城建築士会が連携して行いましたが、 現在は石巻支部の建築士たちが個別に設計を担当しており、基本設計がほぼ終了したところです。
23日に集まった人は建築科の生徒のほか、竹浦の人々、宮城建築士会の担当者、 資材調達に努力することになっているフェニーチェの担当者たち、先生と同級生の宮城県職員が1人参加して、 特別授業を聞いてくれました。私の「みんなで作る建築づくり・まちづくりー連携とテーマの共有」の後、 宮城建築士会砂金会長が「竹浦地区の自力再建住宅とまちづくりー住民主導の集落再生」 と題してこれまでの経緯を話しました。
その後、製作途中の模型(200分の1)を囲んで話し合いをしました。 模型は建築科の3年生と2年生の部活として作っているようで、 生徒達の初々しい発言は住民も建築士達も感動して聞いていました。 指導の畠山先生がなかなかの人で、住民と高校と建築士会のうまい連携が取れていると思いました。 模型の宅地には戸建ての復興公営住宅が10棟程たちます。 もちろん調和する形と素材で実現してほしいと皆んなが思っています。
ただ戸建ての復興公営住宅の執行者の女川町が参加していないことが気になりました。 今後の努力次第と思っています。 女川町には市浦提案の戸建て公営がモデルとして建設されていますが外装の素材にやや違和感があります。 奥茂さん達が苦戦した当時の担当課長がいまはいないので、もう一度掛け合ってみようと思っているところです。
最後の写真は全国の高校生、主として工業高校生を対象に建築士会連合会主催の「建築甲子園」 で石巻工業高校が奨励賞を取ったので、校長室でその授与をした写真です。
1.本頁は、三井所さんからのメール形式の文章を、ご本人の了承を頂いて、HPに転載するものです。(HP管理者)
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