イスラム世界の考え方
石井ト
- イントロ
9月22日の「レンマ学」なる本の書評について研究してる内、ネットで
「なぜイスラム世界には『法人』が存在しないのか」という記事に目が留まった。
それが発端だ。
- 本稿の要旨
イスラム世界は、我々には馴染みのない世界だが、一読したところ、
我々に馴染みのない世界の根本の思考形態を分りやすく説明してくれていると思うので紹介したい。
- 紹介の方法は次の2つである。
- イスラム教:「ウイキペディア」からイントロ部分を抜粋すると次の通りだ。
イスラム教またはイスラーム教、イスラームは、唯一絶対の神(アラビア語でアッラー)を信仰し、
神が最後の預言者を通じて人々に下した(啓示した)とされるクルアーンの教えを信じ、従う一神教である。漢字圏においては回教とも呼ばれる。
ユダヤ教やキリスト教の影響を受けた唯一神教で、偶像崇拝を徹底的に排除し、神への奉仕を重んじ、
信徒同士の相互扶助関係や一体感を重んじる点に大きな特色があるとされる。アッラーとは、もともとアラビアの多神教の神々の中の一柱であったが、
ムハンマドがメッカを占領した際、カーバ神殿に存在した全ての神々の像を破壊し、多神教及び偶像崇拝を戒め、アッラーのみを崇拝するようになった。
- 「なぜイスラム世界には『法人』が存在しないのか」という記事:これにはリンクを張るという方法をとる。
- 抜粋:「なぜイスラム世界には『法人』が存在しないのか」という記事からの抜粋。
- 「イスラム文明の人びとの、4行モデル」の箇所
「イスラム文明の人びとの、4行モデル」
(1)まず自己主張する。
(2)相手も自己主張している。
(3)このままだと、紛争になる。
(4)イスラム法があるので、大丈夫。
- 「なぜイスラム世界には『法人』が存在しないのか」の箇所
なぜ、法人を認めないのか。クルアーンに、「アッラーが法人を造った」と書いてないからだ。
アッラーが造らなかったものは、存在しない。存在すれば、偶像(存在してはならないもの)である。
(クルアーンは「コーラン」のこと:HP管理者註)
- 所感
- 抜粋の1について
日本では、(4)は、皆で相談して・・・となるだろうが、イスラム世界ではお手本があるようだ。・・・時間変化にどう対応するのだろう?
- 抜粋の2について
イスラム世界でいう「偶像」という言葉の意味が初めて解ったような気がする。
- 結言
従前より、イスラム世界への理解が少しだが進んだと思う。・・・兎に角、世界にはいろいろな考え方があることも分かった。
「テトラ・レンマ」とか、「イスラム」とか。どれが良くてどれが悪いという問題ではなく、平和で行きたいものだ。
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