原節子−白雪先生とこどもたち
桑原峰征
女優の原節子が亡くなった。私の”銀幕の中の”初めてのヒロイン!?
野中さんの「思いつくままに−IV」の学校行事としての映画鑑賞会の句があったが、
その句で思いだしたのが原節子出演の「白雪先生とこどもたち」*。
私の小中時代は、貴兄**の家庭環境とはまるで違って、家族で映画鑑賞に行くことは皆無、
いわんや独りで行くなんぞ思いもよらなかった。
(唯一の例外は、小5か小6の時に、M君におごってもらって朝日館で観た”ターザンの逆襲”。
なお翌日何者かにチクられ、先生に叱責されるというオマケがついた。余談だが、当時は何故か告げ口が横行。)
映画館で観賞するのは、例えば「小鹿物語」「山びこ学校」など学校行事の映画観賞のみだったが、
その中でも特に心に残ったのが「白雪先生・・」。
東京近郊の小学校が舞台で、きれいな先生に教えられる子供たち(多分12人)を羨ましく感じた。
偶々、子供たちの会話で使われた「・・・だんべえー」が、佐賀に来る前の”前橋ことば”に似ていて、
一種の郷愁が作用したのかもしれない。それ以来、きれいな白雪先生・原節子が忘れられない女優さんとなった。
今年も多くのそして好きな俳優さんが鬼籍に入った。
光陰矢のごとし、今年も残り少ない。
元気にいきましょう。
** 「貴兄」とは、小生こと石井トのこと。何故なら、本稿は小生宛て書簡の形式をとっているからである。(HP管理者)
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