東京キッド

石井俊雄
 
昨夜、NHKで「東京キッド」をやっていた。
前に観たつもりでいたが、どうやら思い違いだったようだ。 とても、いい映画だった。
昭和25年の松竹映画で、美空ひばり、川田晴久、花菱アチャコ、エノケンなど懐かしい役者が出ていた。
どこがよかったかといえば、懐かしい場面とひばりの歌だ。
懐かしい場面では、戦後まもないころの街の様子や人の暮らしぶりが懐かしかった。
場面で上野公園から上野広小路方面の映像が映し出された。 その場面では、上野広小路のだだっ広い様とその町並みが映し出され、高い建物は上野松坂屋だけ、 ほかにはビルは一棟もない街並みがずーっと遠くまで続いていた。 今では想像もできない驚きのシーンだ。
それから、もう一つ素晴らしかったのは、ひばりの歌声。 「東京キッド」や「悲しき口笛」や「湯の町エレジー」がサウンドトラックで聴けた。
サウンドトラックのは、SP盤で聴くよりも素晴らしい。 伴奏が、川田晴久のギターだけというのもレコードのとは違う響きがあり、素晴らしかった。 聴きながらひばりの歌声に感動し、同時に思ったことは、オズの魔法使いで「虹の彼方に」を歌って一世を風靡したジュリー・ガーランドとどっこいだと思った。 SP盤で聴いてもそこまでは思わなかったのに。
とりあえず、サウンドトラックから「悲しき口笛」だ。
この外、「湯の町エレジー」や「トンコ節」や「東京キッド」が素晴らしかった。
美空ひばりの「湯の町エレジー」や「トンコ節」はこの映画のサウンドトラックでしか聴けない珍品だろう。
美空ひばりは、子供の頃が素敵だね。当に天才だと思う。
 
 
(美空 ひばり(みそら ひばり、1937年(昭和13年)5月29日 - 1989年(平成元年)6月24日)は、日本の歌手、女優。 昭和の歌謡界を代表する歌手・女優の一人。横浜市磯子区滝頭出身。横浜市立滝頭小学校、精華学園高等部卒業。 女性として初の国民栄誉賞を受賞した。本名は加藤 和枝(かとう かずえ)。愛称は御嬢(おじょう)。身長147cm。(ウイキペディアより抜粋))
 
 
 
 
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コメント
宇佐見輝子
メール拝見しました。ずいぶんしのぎ安くなりましたね。
夫は何を思ったか、自室の大掃除をしていますが、何10年の埃で、えらいことになっています。
昨日から私は桜草の定植を始めましたが、何日かかるやらです。初春から家の回りは花の甘い香りに包まれることでしょう。

私は秋になると大会や短冊展など行事が次々にやって来ます。亭主に「君は兼業主婦だね」と言われてしまうのです。 今までお世話になった分位、動けるうちにお返しをと思っています。 体調管理が難しくなります。お身体大切にお過ごしください。

  「新涼や竹百幹の風見えて 輝子」

新涼という季語は、秋になってから初めて感じる涼しさを言います。 とくに朝夕この感が深い時期がありますね。秋涼しや涼新たも同じ感じの季語です。
竹百幹は、単に百を沢山と言う意味で使っています。格調を出すためです。竹林の竹のそよぎに涼しい風が見えるようだと詠んだ句です。 あまり深い意味はありません。悩まないで下さい。
(2012/09/28 21:50)