ジタバタ論

石井ト
 
変な題名をつけたが、後一月余で83歳を迎える小生が感じる今の心境を記してみる。
わが父は、結構早く亡くなったが、子供たちに遺した遺文に「強く生きよ!」というフレーズがあった。
若いころは、並みの言葉だな!という印象できき流していたが、老境にある今、その言葉を思い出すにつけ深い意味を含む言葉だと思うようになった。 そして、その結果、父の「強く生きよ!」を、自分なりの言い方で、言うことができるようになったと思う。 その私なりの表現は、「ジタバタせよ!」である。「強く生きよ!」とは「ジタバタせよ!」ということとイクオールだというわけだ。 男女は問はない。
人は、結局、奇麗ごとだけでは済ませない現実世界を生きている。 だから、優雅にばかりというわけには行かないのだ。その結果、ジタバタとして一生を終えるとなる。 それが生命体の宿命だし、そうすることは、よくぞ生命体としての本分を尽くした!と褒められるべきだろう。 何故なら、ジタバタした結果、進歩があり、少し益しな人間になれるだろうからだ。
今流行りの引き籠。これはジタバタを放棄した結果起こる事象をいう言葉だろう。 ジタバタは、進歩か少なくとも現状維持を齎し、マイナスということはない。だからジタバタは美しい。
今、終活中で、ジタバタしている。・・・だから美しいはずだが、
もてないのは ジタバタしない からじゃない
かもである。
今日、久し振りに聴いた曲がある。"Let Me Call You Sweetheart"(1952年)だ。 ジタバタの対局にある曲だが、人生の中で生まれる幸せな時を思い出すのも悪くない。 こんな時もあったな〜と。
パティ・ページのは、ここをクリックのこと。 歌詞は、ここをクリックのこと
歌詞は次のようなものだ。
貴方をスイートハートと呼ばせて
愛しているから
貴方も私を愛していると云って
愛の灯が貴方の青い瞳に灯るよう
貴方をスイートハートと呼ばせて
愛しているから
・・・
実は、この曲を久しぶりに聴いたのは、NHKBs3で、2月20日17:00から放送された、「アガサ・クリスティー 検察側の証人」を見た時、 キャバレーでの歌謡ショーで歌われていたものでした。偶然取り上げた曲ではなく、曲名と番組の内容がマッチしてたからでした。・・・聊か意外でしたが。 (この段追記:2021/2/28)
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