爺のテレワーク

令和2年6月23
石井ト
  1. 爺のテレワークの内容
    昨日、三菱UFJ銀行の普通預金口座のテレワークを始めた。
    実は、青梅はド田舎で、三菱UFJ銀行の支店も無いし、ATMも無い。 あるのは福生だから、最寄り駅から4つ離れている。
    だから、今時の梅雨最中では、支店まで行って記帳、残高確認、入出金をするのは大変。
    思い余って、ネットで通帳の中身を見たり、残高を確認したりする仕掛け、「三菱ダイレクト」の手続きを行った。
    もう、若くないから、いちいち支店まで行って記帳したり、残高確認したりしなくていいから、助かる。やれやれだ。
  2. 行政のインテリジェンス音痴について
    ところで、ついでに例の10万円特別給付金の振込を確認したが、未入金だった。
    言いたかないが、国のテレワーク、成ってないね!もう、申請書を送ってから、20日ほど経つが、未入金だ。
    ドイツなど、3日で入ったそうではないか。 わが国ってインテリジェンス弱いのは昔からの伝統だが、今も変わってない。 インテリジェンスって、云わば情報処理ということだから、銀行口座の情報をテレワークで見るのもインテリジェンスなら、申請書という情報を処理して、 金を振込むのも、インテリジェンス。
    きっと、どこかのスイッチが壊れているのではないだろうか。我々一人一人の。 マインドを変えて行かないと、段々置いて行かれそうだよ。 役人は特に。奈良時代の役人と今の役人、マインドに於いて変わってないのではないだろうか。
    去る5月24日の毎日新聞の3ページに大きく「抑止の武器ジレンマ」という見出しの記事が出たが、その中で、 日本政府のIT戦略を担当する中央官庁幹部は「日本に接触確認アプリなんて考え方はこれまで全くなかった」と明かしたとあった。 (「抑止の武器ジレンマ」で既出)
    これが、日本政府のIT戦略を担当する中央官庁幹部の言うことかとびっくり仰天した。 彼らは全員奈良時代並みだ。あれから千数百年も経ってるのに。悪びれる様子もないのが凄まじい。 爺でも、テレワークしてるというのに、少しは反省し、少なくとも恐縮した振りくらいして欲しかった。 ・・・緊張感ないね。恐ろしい話だよ!
  3. 行政全体のデジカル化
    今朝の新聞、毎日新聞だがその2面に、 「政府は22日、経済財政諮問会議を開き、2021年度予算編成の指針となる骨子案を提示した。社会のデジタル化への集中投資を盛り込んだ。 ・・・政府の現金給付策などで、遅れが浮き彫りになった行政のデジカル化やテレワークのの普及を踏まえた働き方改革を明記。」とある。
    給付金支給が遅れたのは、マイナンバー制度を作りながら、作りっぱなしで、その利用を怠った所為だろう。 となれば、指針にマイナンバーの一言があって然るべしだろうに、・・・と思う。
    マイナンバーは、プライバシーが犯されるとして、マイナンバーに結び付ける銀行口座番号を1口座に絞るなどという報道もあるが、 それで得するのは、富裕層の人で、貧困層(サラリーマンも含む)は損もしなければ得もしない。 何故なら、貧困層の口座は、数個程度で、預金額もしれている。だから、何も隠す必要はないのだ。 富裕層は、成ったことないから想像でしかないが、多分、隠して得する方だろう。
    従って、貧困層の人がプライバシーを理由に口座数を絞ることは、実は富裕層を助けている、となる。 それどころか、ある意味、行政コスト増という形で、貧困層にも負担が掛かる。 貧困層の人は、良く考えて反対・賛成をしないと利用されるだけの存在になりかねない。プライバシーの言葉に踊らされてはならないということだ。
    もう一つ指摘すれば、骨太でする行政のデジカル化は、省ごとのデジカル化で、行政全体のデジカル化ではないことだ。 マイナンバーは、省ごとでは実力が発揮できない。行政全体をカバーするマイナンバーの利用こそ、本当のデジカル化である。
    行政の中枢にいる人、そんなこと解っているだろうか?・・・多分、識らないだろう。日本政府のIT戦略を担当する中央官庁幹部があの程度だから。 爺でさへテレワークで頑張っているのだから見習って欲しい。
  4. おまけ
    「三菱ダイレクト」に気をよくした私は、翌日、みずほ銀行口座もテレワークしようと思い、みずほ銀行の青梅支店へ出向いて、 「みずほダイレクト」の申し込みをした。
    ところが、驚いたことに、みずほ銀行では、窓口での手続きは出来ず、一旦、郵送でカードが自宅に届き、その後、再度手続きが必要とのことで、 一発手続きはできなかった。どの銀行も、同じような手続きで済むと思ったのが間違いだった。
    云われてみれば、銀行毎に手続きが違うのは当然と言えば当然ながら、三菱UFJ銀行の方が先進的だなとの印象が残った。 だが、みずほ銀行の前身である第一勧銀のソフトな窓口対応を引き継いだ社風も捨てたものではないので、引き分けだとした。
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