カカヤンバラ & ネジレバナ

2019/7/2 森永 明
大野弘雄氏の写真楽しんでいます。身近な被写体に親しみを感じます。
No10のドクダミは私の玄関周りに多くあり今日はすっかり花が終わっています。この茂みの中に 数年前から八重咲ドクダミが勢力も伸ばしています。大野氏のお相伴にあずかりたくヤエザキドクダミをと思い 探したがこの子も花を終えていて投稿に間に合わなかったです。次回にご紹介します。
その足で、日頃最もお気に入りのカカヤンバラと、ついでに(ネジレバナ、ねじれ草、モジズリ等)、を投稿します。
  1. カカヤンバラ 
    この花は10年ほど前通販で得たもので、取説によると南の島の海岸で咲くハマナスの原種バラだそうです。
    この変わった名の花は江戸時代から伝わる古典花で、江戸時代漂流民がフィリッピンのカガヤン川流域で 採取し、持ち帰った故事によるものだそうです。当時の愛好家に園芸種として扱われたそうです。
    この写真は昨日開花して、きょうはおわん型に膨らみ、花径は約四センチぐらいです。花弁が厚くしっかりした形。 梅芯が濃いレモン色、花芯が赤く目立ちます。このしっかり感が僕のお気に入りです。
    今蕾が十個有り、次々花を見せてくれます。
    入手し難い珍品。
     
    カカヤンバラ
  2. ネジレバナ
    ついでに(ネジレバナ、ねじれ草、モジズリ等)
    名のとうり右に、左に捩れている、捩れないもの、途中から捩れるもの様々な野生ラン。 写真は右捩れで、欅盆栽にいつの間にか住み着いたもので風が種を運んできた。
    この捩れた植物は強健に育ち、ゴルフ場、芝生庭、公園の原っぱなどで共生するが、 ランと言われる高名な花も実は雑草扱いされ、容赦なく芝刈り機で一網打尽に刈り取られる。
    存在感の薄い花であるが、僕は平鉢で沢山寄せ植えし見栄えのいいものにした。しかし、いつの間にか 滅びた。これは同一個体が長年に渡って栽培できない性質らしい。
    写真の花は3ミリぐらいで(ねじり花五個並びで約1.5センチ)軸の捩れは左巻きだが花の並びは右捩れである。薄い娘色だが、中には濃いローズピンクや 色の飛んだ白味もあった。捩れ全体が白い白花は極まれらしい。
    花の全高は20〜30センチあり近接して花の形が分かるまで近寄った。
     
    ネジレバナ