これが奮闘努力の結果です。
栗の実って、殻を剥いて獲るものと思ってましたが、大概の実は、栗の殻が木についたまま自然に弾けるのか、
堕ちた衝撃で実が弾けるのか、地面のあちこちにパラパラと散らばって落ちてました。
中には、殻つきのもありますが、今の季節では、大概のものが、殻と実が別になって落ちていました。
だから奮闘努力と言っても獲るのは楽でした。
中には殻を足で踏んで剥いたのもありましたが。
帰ってから焼いて食べてみたらとても美味でした。
優しい甘さというかいくつでも食べられる味というところです。
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こちらは、上の写真の拡大写真です。スケールがはっきり写っているでしょう。
横幅が3cmほどもあります。山栗の最大のサイズだと思います。
ネットで調べると、
山栗(ヤマグリ)と呼ばれているものは、古くは縄文時代から食用とされてきた、山に自生している栗で、
現在栽培されている様々な品種の原種となっています。
現在でもちょっとした山に登ると、雑木林に見ることができます。
山栗は品種改良されることなく自然の状態で山に自生しているもので、
その果実は栽培されているものと比べるととても小さいです。とは言っても、
味は滋味に満ち、良くも悪くもこれこそ栗本来の味といった感じです。
とのことでした。
そう言えば、2〜3年前、NHKテレビで、確か青森県の三内丸山古墳だったと思いますが、縄文時代には、
栗のプランテーション(農園)があったと報じていたと思います。
かなり大規模で、自然採集の食生活ではなく、栽培農業と言える規模だったと報じていたという記憶です。
我々は、稲作が何時始まったか、などには関心を示しますが、その以前の食生活については、あまり関心はないですよね。
私などは、山や川や海から獲ってきたのだろうと言う程度でしたから、
その栗のプランテーションの話を聞いて驚いた記憶があります。
今回、山栗を味わって縄文人になった気分で愉快でした。
駄句を一句、
山栗や 縄文人の 秋愉(たのし)
です。
九月に因んだ音楽を貼り付けておきます。
曲は、"September In The Rain"、
ジョー・スタッフォードの声です。
この曲、ジャズのスタンダードナンバーで、フランク・シナトラやエラ・フィッツジェラルドなど、そうそうたるメンバーがカバーしています。
だが、ジョー・スタッフォードの、いいですね。
彼女はイギリス生まれのジャズシンガー。我々が高校の頃流行った「霧のロンドンブリッジ」で一世を風靡しました。
懐かしいでしょう!
歌詞は、「春なのに心は9月の雨の中」と歌います。だから、九月の歌でいいでしょう。
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