野菜とスマホと反省の話

石井俊雄
最近、改めて新鮮野菜がどれほど美味いものか知る機会を得た。
実は、シルバーの仕事仲間で広い農地を持った方と知り合った。 聞けば、市場には出してないが、分けて欲しいという方には分けているとのこと。
それで、小生、にわかに興味を発し、先ずジャガイモを分けてもらった。 男爵を10kだが、獲れ立てのジャガイモ、ホカホカで柔くて美味だった。
それに味をしめ、今度はきゅうりに挑戦。 写真の通りだが、これも逸品だ。 塩もみにすると、なんぼでもご飯が進むという。
思うに、一番美味いものを食ってるのは生産者だということだろう。 せめてそれに肖りたいものだが、今度、出来立ての野菜を分けてくれる人に知遇を得て、家内共々、喜んでいる。
でも、作る人の話を聞くと、中々大変のようだ。 作業は、先ず、落ち葉を集めることから始まり、次に、それを土に埋めて腐葉土にする作業になる。 腐葉土も、埋めたら直ぐ出来るわけではなく、2箇所に穴を掘り、その内の1箇所に葉っぱを埋めて、 2年置いて使うそうだ。もう1箇所の方は、次の年に葉っぱを埋めるためのもので、こうやると、毎年、 2年がかりで作られた大量の腐葉土を施肥できる、というわけである。
それから、ジャガイモは、種芋を埋めることが必要である。そうしないと、自然に生えてくるわけではないのだ。 種芋は、ジャガイモを芽を含む団塊に切り分け、それを埋めるそうだ。
芽が出れば出たで、棒を立てたりする作業が必要など、積年の経験無しには上手くいかない養生が要る。 そのようなご苦労の上に、出来る作物だから、本当に有り難いと思う。
 
  
写真で見ると、きゅうりが曲がっているし、形もマチマチだ。 でも、味はいい。それに新鮮だ。小生は、それを塩もみにして食べる。 適当な歯ごたえと、味、何か、命をもらってるような気持ちになる。 正直なところだ。
対価は、市価の半分ほどだと思う。有り難いよ。
話変わるが、このところ、ずっと、スマホの研究に没頭していた。
理由は、小生の生活実態を考えれば明らかだ。
小生の生活の実態は、家内との協業の上に存在しており、 その協業の成否は、お互いの健康にあることは、明らかである。
となると、その健康維持のためには、どのようなことが必要かと考えるとき、 言えることは、どちらかに、負荷が偏ってはいけない、と云うことだ。
例えば、ここに美味そうな寿司が10個あったと考えよう。 腹が減ったという理由だけで、独りで食ってしまうのは、良くない。 何故なら、もう一方にストレスを生じるからだ。 ストレスは健康の敵。 だから、なるべくストレスが発生しないように、即ち、負荷か偏らないように心がけなければならないと思う。
この例の場合は、目に見える「物」に対して感じるストレスの話だが、 「物」だけではなく、目に見えない「情報」というものに対しても、人はストレスを感じる。 例えば、一旦家を出たら鉄砲玉のようなのは良くない。 一方は、何時帰るのか気をもむことになるからだ。 気をもむとは日本語のストレスのこと。 だから、気をもませないようにしなければならないわけだ。
そう考えるとき、浮かび上がるのがスマホだ。 出先から、自分が置かれた折々の情報を伝えれば、ストレスは極く小さなものになるだろう。 これが小生がスマホに関心を持った理由だ。
それから、もう一つ、スマホの維持費の問題がある。 最近、格安スマホが売り出され、IT界の話題になっている。 総務省も、格安スマホの売り出し阻んでいた「SIMロック」という仕掛けを無くすことを発表した。 詳しくは、 ここをクリックください。
そんなわけで、スマホを持つことにしたが、持てばいいというものではない。 何のために持つかが肝心なのだ。 そうでなければ、高機能のものを持っても宝の持ち腐れである。
そこで、小生の場合、持つ理由は、出先から、自分が置かれた折々の情報を伝えることにより、 家内のストレスを極く小さなものにすることにある。 それと、併せて、ホームページがチラチラ見えればいい、というものだ。 チラチラとは、動画とか、静止画、ゲーム、音楽ソフト、とかではなく、例えば、ニュースとか、時刻表、など、 大して大容量ではないデータのことを云う。
小生は、そのような目的のため、次の選定基準を定めた。
(1)端末は、2年後も費用増なしで使えるものであること。
(2)端末は、データ通信性能がいいこと。
(3)端末は、カメラ性能が高いこと。
(4)端末は、メモリが1G以上のこと。
(5)端末は、画面が4.3インチ以上であること。
(6)SIMは、SIMフリーであること。
(7)SIMは、データ通信だけでよい。音声電話は不要ということだ。
(8)SIMは、その通信料が、1000円/月以下、であること。
以上から、小生が選んだのは、次のものだ。
(1)端末は中古で、富士通 ARROWS X LTE F-05D 購入価格は、7,800円(税別)
(2)SIMは、「OCNモバイルONE データ専用」 購入価格は、2,980円(税別)
(3)月々の通信料は、1日当たり通信量が50Mで、900円/月(税別)
使い始めて5〜6日だが、結構な結果である。何しろ、通信先が家内との間のメールだけだから、 持てる力の1000分の1も使っただろうか、というほどだが、目的を果たせているという意味で合格だ。 通信量は、これからも、そんなには増えないだろう。
不満を言えば、少しバッテリー機能が弱いみたい。出先では、1時間ほどしかもたないようだ。 それから、今までWindowsマシンに慣れ親しんできた身にとって、Andoroidマシンは聊か使い方が違うので、 戸惑いがある。
これから、スマホにしようという方には、一つの使い方、選び方、ではないかと思ったので書きました。
要は、最近のモバイル通信界は、変化が激く、毎日、新しい製品が出ている、と云う状況だ。 だから、購入に当たっては、最新のを求めても、直ぐ旧式になってしまう。 そんな状況では、なるべく拘束されない世界に身を置かねばならない。 そのためには、モバイル通信を行う自分の目的を、明確にしておく必要があるだろう。 町乗り目的の自動車にベンツは要らないということだ。
更に話変わるが、趣味のサイクリングのことを書こう。中身としては、残念ながら失敗談だ。
2〜3日前の16日(水)、自転車で転倒してしまった。又してもだ。 以前を云えば、転倒もしたことが無いとは云わないが、転倒と転倒の間の時間は、2〜3年ほどはあった。 でも、最近、それが段々縮まってきている。年ではなく月になったのだ。 MTBF(Mean Time Between Failure)が小さくなるとは、品質管理上の大問題。 要するに、失敗が増えているということだからだ。
歯医者に行った井の頭から乗って立川まできたところ、バテ気味になったので、立川駅から電車に乗るつもりで、 走っていた。駅も5分くらいのところの錦町まで来てもう安心だとルンルン気分である。
ふと、喉の渇きを感じ、前ハンドルに吊るしたペットボトルを取ろうと紐を緩めたとき、自転車に急ブレーキが掛かって、 体が前方に投げ出されてのだ。手はついたが、次の瞬間、左顔面にガツンと衝撃を受けた。
原因は、ペットボトルの巻き込みだ。
近くにいた通りかかりの人に110番と救急車を呼んでもらった。 幸い、頭の中に影響が無かったが、左顔面は二目と見られないものになってしまった。
横着しては駄目と反省してる、痣ができると困るから。
こんな失敗をすると、気も滅入るというもの。でも、そんなときは、素敵な音楽を聴くにかぎる。 そうすると、落ち込んでいた気分も何処かへ飛んで行くのだ。
素敵な曲とは、矢張り若いとき聴いた曲がいい。 昔、ヘンリー・マシーニと云う作曲家がいて、素敵な曲を書いてくれた。 また、そのころ、ナタリー・ウッドという素敵な女優さんがいた。 この二人の組み合わせで出来た映画が、「グレート・レース」という、どちらかと言うと、ドタバタ映画だ。 映画は、ドタバタだった所為か、この映画の主題歌は、あまり有名ではない。 でも、私は、大好きなのだ。ヘンリー・マンシーニは、「シャレード」とか「ティファニーで朝食を」とかでもいい曲を書いている。 多分、天才だと思う。
でも、小生、気分が落ち込んだときは、このドタバタ映画の主題歌「スイート・ハート・ツリー」 がいい。それを聴いてみよう。 諸君も付き合ってくれ給え。
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