進化民主主義
2022/6/23 石井ト
フェークニュース、プロパガンダ、強権政治の台頭、安全保障政策の貧困、安保理の機能不全など、政情不安が増している。 どうやら、民主主義なるものの価値観が揺るぎだしたかの感がある。 小生、民主主義の弱点について考察し、対応策を提案した。やはり、民主主義という政治体制が一番だと思うからだ。良かったらご一読ください。 ご意見、歓迎です。
前提
民主主義の構成員たる人について
この世の中にはいろいろな人がいる。 知性という観点から大きく分けると、天才人、平凡人、鈍才人に分けることが出来る。
また、政治力という観点からみると、政治とは数でるとなる。
各人の定義は次の通りとする。
天才人:所謂天才を持った人。英語で言えばギフテッド(gifted)だ。即ち、好奇心があり論理が通じ感性ある人をいう。政治力は一人一票。
平凡人:好奇心がなく論理が通じ感性ある人をいう。政治力は一人一票
鈍才人:好奇心がなく論理が通じず感性ある人をいう。政治力は一人一票
表示すれば、次の通り。なお、人口構成は仮定値である。
民主主義の構成員表
天才人
平凡人
鈍才人
知性
好奇心
〇
×
×
論理性
〇
〇
×
感性
〇
〇
〇
政治力
票数
1
1
1
人口構成
1%以下
〜50%
〜50%
表中の"〜"は、ニアリイクオール(ほぼ等しい)を表す数学記号
正常な民主主義とは
正常な民主主義とは、構成員の意見が反映される政治思想を民主主義というとする。
民主主義評価
上記の前提に立って、果たして民主政治が正常に機能するかどうか考えてみた。
民主政治の政治決定の性格
人口比から言って天才人が埋没してしまう。
平凡人、鈍才人という好奇心が欠如した人々が政治決定に影響を与える。
鈍才人という論理性の欠如した人々が政治決定に影響を与える。
感性に訴えた決定がなされ易い。
知性より数で政策が決定される。
前提条件の改変
前提条件である「民主主義の構成員表」に、人の成長という要素を加味すると、次のことが言える可能性が生じる。
鈍才人+成長で、鈍才人に論理性が生じる。
その結果、上記 2.a.3 の「鈍才人という論理性の欠如した人々が政治決定に影響を与える。」が消滅する。
その結果、上記 2.a.4, 2.a.5 も抑制されるはず。
民主政治の政治決定への結論
民主主義は正しい政治決定をすることができるとなる。但し、鈍才人+成長が必要条件。
対策
論理性学習教育
成長を促す手段として論理性学習教育を国民になすべし。例えば、国語では論理国語に注力するとかだ。 そしたら、2-a-3、2-a-4、2-a-5 の改善が期待できる。
知性教育
人和尊重の知性から、事実尊重の知性へ移行すべし。
結論:進化民主主義
上記対策等が為されれば、結果として民主主義は進化し、進化民主主義の時代がくるだろう。
<コメント欄> 当欄は上記のメールをコメントとして掲示するものです。
アップデート:2022/06/23 [
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