"DLPFC"を元気に!

H27/7/13
石井俊雄
少し健康の話をしよう。我々も77歳、喜寿の年齢だし、関心も高いだろうから。
実は、昨日、NHKスペシャルで、「腰痛・治療革命」と題した番組をやっているのを見た。
内容は、一言で言えば、標題に掲げた、「"DLPFC"を元気に!」である。
DLPFCとは、背外側前頭前皮質(前頭前野背外側部)のこと。 図形で示せば、次のところにあるものだ。
ここでは、この番組の主題とするところを伝えたい。 何故なら、それを知れば当然の結果として興味をそそられるはずだからだ。 興味をそそられれば、その先を知りたくなるのは人の性、後は自然になるようになるだろう。 めめて飯食わせてやるほど閑じゃないし、優しくもないのだ。
この番組の主題は、「慢性腰痛の多くが脳の一部"DLPFC"(上図)の機能不全にある。」ということだ。 だから、この部位を活性化すれば腰痛(うつ病もそうらしい)で苦しむ殆どの人が腰痛から救われるというのである。
と書けば、当然、その部位を活性化する方法はあるのか?となる。 ・・・それが「ある」というのである。
この後は、ディテールの編に任せるが、番組では、大きく次の3つの方法を紹介していた。 上から順に実行していくものだ。
  1. 腰痛の恐怖脱出法 1.映像を見る
  2. 腰痛の恐怖脱出法 2.1回3秒ある姿勢をとる
  3. 腰痛の恐怖脱出法 3.認知行動療法
"DLPFC"を機能不全にする原因は、腰痛に対する恐怖にあるとしたことから、この脱出法が成立したそうだ。
結果の治癒率は、上記の2までで、全体の56%、その後の3で、9人中8人が改善した、そうだ。 今まで何年にも渡って苦しんできた腰痛が、薬や手術ではなく、「見る」、「運動」、「3週間の行動療法」で、 多くの人が治ったのだから、ホットする。「病は気から」が再確認されるいい番組だった。
番組を見損なった人や、録画し損なった人、のために、 ネットで見つけた紹介サイトを記しておく。
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