環境ホルモンの記

2022/3/18 石井ト
今朝9時、朝食も済んで何となく見てたテレビ「BS1スペッシャル」で標記の環境ホルモンなるものを採りあげていた。 標題は「それでもプラスチックは必要ですか」だ。内容を一言で言えば、プラスチック容器が人体に及ぼす悪影響について解説したものである。
思えば、小生、プラスチック容器の悪影響については殆ど無頓着で過ごしてきた。 例えば、寝床の枕元に置く水注はペットボトル、という次第。
だが、何億年という生物の歴史から見て、高々ここ数十年のプラスチック被爆経験期間は、その無害性を担保するには短すぎる。 即ち、このまま行けば何が起きるかは分からないということだ。
小生最近、特に男子の女性化が気になり出していた。 何故だか分からないがどこか女っぽいのだ。若しかしてそれがプラスチック由来であるとしたら、日本人どころか人類衰退の可能性さへある。 由って、聊かのレポートを書いてみた次第。オリジナリティはゼロだが、ご勘弁を。
「環境ホルモン」という言葉で検索すると、多数の記事がヒットしてくる。 小生、その中から、分り易い記事を見付け、その導入部の一部を抜粋した。以下がそれである。 題して「環境ホルモンがもたらす生殖機能への影響・・・人類存亡の危機に何をすべきか」である。 詳しくはここをクリックのこと
人類は科学の進歩とともに膨大な数の化学物質をつくり出し、人類の歴史上、これまでに出くわしたことのない物質に暴露されることになった。 特に医薬品や農薬、さらに日用品に含まれる数多くの化学物質は、製造、使用、廃棄等の過程で環境汚染物質として環境中に放出されている。 しかも、生物蓄積性の有機汚染物質による環境汚染の影響は、地球規模での広がりを見せている。
最近、これらの化学物質の中に、ホルモンと類似あるいはそのホルモンと拮抗する作用を示すのもがあり、 これらの物質が内分泌障害を起こすことから、一括して内分泌撹乱化学物質(EDC:Endocrine Disrupting Chemicals)、 あるいは環境ホルモンと呼ばれるようになった。
近年、この環境ホルモンは、野生動物における生殖異常やヒトにおける精子数減少、 生殖器異常、悪性腫瘍の増加や継世代的障害の原因物質として報告されている。
この環境ホルモン問題に関して書かれた『奪われし未来−Our Stolen Future』(シーアー・コルボーン外著、1996年)は、 1997年秋に日本でも翻訳・出版され反響を呼んでいる。実際、この環境ホルモンによる生殖能力や次世代への影響は、 人類を含めた数多くの生物の存続にかかわる問題であり、環境ホルモンのリスク評価は、重要かつ緊急に対処すべき課題である。
特にこの環境ホルモン問題のうちヒトに対する影響として注目されているのが、精子数減少を含めた男性不妊である。 また、環境ホルモンによる精巣腫瘍、尿道下裂、精巣下降不全などの男性生殖器の発生異常の増加も報告され、 これらによる男性不妊についても論議されている。
なお参考資料として、全体把握のための分り易いものを挙げておきます。 ここをクリックのこと
この参考資料の中で面白いのは、ホルモンとは何かを説明しているところで、 「私達の体の内にあるホルモンとは,内分泌腺とよばれる器官(視床下部,脳下垂体,甲状腺,副甲状腺,消化管,すい臓,副腎,腎臓, 精巣,卵巣など)から必要に応じて微量に分泌される化学伝達物質です」とある。
人体という複雑なシステムが化学物質に拠って制御されていることが面白い。
昔、椿三十郎という黒沢映画があったが、その中で、椿屋敷から泉水を通して椿の花が多量に流されて、 隣屋敷に、ある情報を伝えるというシーンがあったが、この場合の椿の花が情報伝達物質の役割を果たしたことになるのである。
人体は、神経という電線網を通る電流と、血管を通るホルモンという情報伝達物質により制御されている。小生、プラには注意して行こうと思う。 先ずは、水注を陶製の湯呑に!である。
 
 
 
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