広い川の岸辺

石井俊雄
今夜、NHKで7時半から、標記の「広い川の岸辺」という音楽が、 最近、高齢者の間で人気だと報じていた。
この「広い川の岸辺」は元々300年前に作られたスコットランド民謡(原曲名:"The Water is Wide")だが、 八木倫明さんという無名の高齢者が、訳詞を付けたことから、高齢者の間にじわりと広まっているとのこと。
それで、ネットで聊か探してみました。 そしたら、確かに、"The Water is Wide"は、英語圏の国々の色々な歌手にカバーされておりました。 その中から2曲と、八木倫明さんの訳詞を付けた「広い川の岸辺」にリンクしてみました。 よかったらご試聴ください。
八木倫明さんの訳詞を付けた「広い川の岸辺」は、 ここをクリック
Irish Rosesという女性歌手の"The Water is Wide"は、 ここをクリック
オーストラリア産のボーカルグループ「シーカーズ」の"The Water is Wide"は、 ここをクリック
どうでしたか。人生経験豊かな高齢者が、癒されているそうです。 私は、そうですね、いい音楽に癒されました。 この音楽は、ケルト音楽の一種ですから、深い哀愁を帯びてますよね。 季節で言えば、秋の音楽でしょうか、素晴らしいと思いました。
最初の、ジュオ・ケーナルパの「広い川の岸辺」は、 アルバ・ヴォーカルの池田由香さんのヴォーカルが、 少し気にかかる。それは、例えば、最初のフレーズの「川は広く、渡れない」というとろで、 「広く〜」と伸ばすところで声のバイブレーションが単調で強過ぎること。 同じ癖が、次のフレーズの語尾、「渡れない〜」でも繰り返えされるし、以降、その癖は同様に繰り返される。 これが取れれば、この歌手、随分よくなるのではないだろうか。・・・素人の善意のアドバイスだ。
2番目の、Irish Rosesという女性歌手の"The Water is Wide"は、合格だ。 特にいいのは横顔。完璧な美というとこだね。声もいい。音程もいい。 バックミュージックの中で鳴る笛は、ティン・ホイッスル(元々は、ブリキで造った玩具用の笛のこと) という、ケルト音楽に多い楽器だろうか。当時、貧乏だが音楽を愛した土着民の心情が偲ばれる楽器だ。 寂びて、錆びて、澄んでる音、いいですね。
3番目のシーカーズのは、相変わらずギターを主力としたオーケストラと、 男女4名からなるヴォーカルのコラボが生み出すハーモニーが素晴らしい。 珍しいのは、リードヴォーカルが、いつものジュディス・ダーハン(女声)ではなく、男声ということ。 ・・・この点がちょっと残念だ。やはりジュディス・ダーハンがいい。それがないと唯のヴォーカル・グループだ。
皆さんはどう感じられましたか。小生あてメール下されば、コメント欄に転写します。
スコットランド民謡(原曲名:"The Water is Wide")の歌詞を貼り付けておきます。 何しろ、300年ほども前に書かれた曲で、作者不詳だから、 歌詞も細部のバリエーションが多いようですが、 その一例を書いておきます。
The water is wide, I cannot cross over,
And neither I have wings to fly.
Give me a boat, that can carry two,
And both shall row, my love and I.

Oh, love is gentle and love is kind
The sweetest flower when it is new
but love grows old and waxes cold
And fades away like morning dew.

There is a ship and she sails the sea,
She's loaded deep as deep can be,
But not so deep as the love I'm in
I know not if I sink or swim.

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広い河の岸辺の歌
山下永二
朝の連ドラ「マッサン」を観て、この歌をエリー(シャーロット・ケイト・ フォックス)が唄っているのを聞きました。
彼女は、役芸もうまいが歌もうまいので感心して聞きました。
次期同窓会で皆さんと一緒にこの歌を歌いたい思いました。
皆さんが練習していただければ、大合唱になるのではないかと期待しております。
出来れば、原語英語でも歌えれば、更によい合唱になるのではないかと思ってい ます。
いずれ同窓会の案内でお知らせします。
(2014/12/13 20:33)