「サウンド オブ サイレンス」とフィギアスケートペア

石井ト
今朝の毎日新聞朝刊の2面、「時代の風」というカラムに、作家中島京子氏が「文壇の時代に希望のペア」という標題で、論評を寄せ、 標記の音楽とフィギアスケートペアを絶賛していた。
「サウンド オブ サイレンス」という曲は、昔流行ったので、今更という感じではあるが、昔のがサイモン・ガーファンクルのヴォーカル版だったのに対し、 今回のフィギアスケートペアで使われたのは、ディスターブド("Disturved"=バンド名で「精神障害者」という意味か?)というヘビーメタルバンドのカバーで、 それがフィギアスケートペアのダンスにぴったしはまっていたと記していた。
フィギアスケートペアの舞台は、2017年東京で開催された世界国別対抗戦である。演技したのは、バネッサ・ジェームス(女性)とモルガン・シプレ(男性)のペア。
小生、寡聞にして初めて聞く話だったので、早速、ネットで探しまくり、その演技場面を探し当てたという次第。 このサイトを見たい方はここをクリックして下さい
この画面、ダンスが主体の演技だから音は控え目だ。もっとガンガンやって欲しいのだが、ダンスが主体だから控え目なのは仕方がない。 このサウンド、サイモン・ガーファンクルバージョンとは大違いで、重量感のある音を思い切り出して、素敵なダンスを輝かせている。 だが、音が控え目なだけ、音だけ聴いてみたくなるよね。 それで、ネットで探したサイトにリンク張っておく。ここをクリックして下さい
このサイトの視聴回数、3.3億回というから驚異的。今まで見たことがない。精々2千万回程度だったとの記憶である。 何処がいいかといえば、デイビッド・ドレイマンのヴォーカルだと思う。力強くて、澄んでいて、声量があって、肉厚で、オペラでも行けそう。 こうなると、歌詞の中身を知りたくなるのが人情というもの。 それで、これもネットで探しまくり、見つけておきました。ここをクリックして下さい
この記事を書いた中島京子さんて方、いい感してるよね。・・・滅多にいないのだが、見つけてよかったと思う。 彼女の主張されるところの最後の文章を紹介して最後にします。
「鍛えられたアスリートたちの正確な演技、豊かな感性が紡ぎ出す肉体表現は、観客に感動を与えてくれる。日本メディアの報道が日本礼賛一色になることなく、 「平和の祭典」の魅力を伝えてくれることを切に願う。」
である。 確かに、点取り虫のダンスは見たくない。仮令オリンピックでもだ。 本当の美しさとは、肉体表現、音楽、観客の相乗・合作にこそあるのだろうから。
もう1曲リンク張っておこう。曲は、"The Light"。ここをクリックして下さい
何言ってるかさっぱりだよね。だが、歌詞を見れば、歌詞の通り声出してるのが分かるというもの。 だが、意味不明。ただ圧倒されるだけ。・・・言えるのはフィギアスケートには向かないようだということくらい。
未知の曲 宇宙人でも 踊れまい
この曲、歌詞では、"unsung melody"と歌ってますが、私も同感。さっぱりわかりません。 でも、最近思うのですが、昔は分からなかったことが時を経て分かるようになったことも数多くあります。 例えば、量子論。最近になってやっと輪郭のようなものが見えてきたようです。何しろ、10のマイナス35乗のミクロな世界の話、興味は尽きません。 また、人知の機微なども、少しは見えてきたのかな、と思います。こちらの方はあまり面白くはないが。 だから、歳とともに少しづつ前進していると思われるのです。生きてればいいこともあるというわけです。・・・頑張らなくちゃ!
 
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