1972年リリースだとしたら、1960年代から1970年にかけて活動したビートルズの日本版だとしても、独創性が素晴らしい。
世界的ヒットしてもよかった曲だと思う。・・・英語版でリメイクすべきだろう。
最近の若者に人気のサウンドは、ヴォーカルが餓鬼っぽい。お子様ランチ的な黄色い声が耳障りで、聴いた途端、アウトである。
自らそんな声を意識的に発しているのか、それとも極自然にそんな声になるのかは分からない。
だが、チューリップのヴォーカルサウンドを聴くにつけ、餓鬼っぽくない大人のサウンドを出せることが分かる。
だから、今のは、造った方だろうと思われる。聴く方が餓鬼だからそれに合わせて何が悪いという意見もあるだろうが、それでは創作性がないだろう。
もっとエレガントな方法で売ってもらいたいものだ。そしたら私も聴くだろう。
それから、もう一つ、チューリップサウンドのこの曲、もう少し編曲に重音(和音や和声のこと)とリズム性を加味して欲しい。
・・・メロディーは文句つけようがないほど素敵だが、今のでは少しおとなし過ぎるということだ。・・・うまく行けば世界的ヒットとなるかもだ。
それとも、これに合わせた動画をつくるってのもあるかもね。
裏町人生
今夜(2月19日)のBs7チャンネルの20:00からの「昭和は輝いていた」で、この曲をとりあげていた。
当時、軍部からの要求で発禁処分になった曲だそうだ。
番組では、男声の上田敏についてと女声について語っていたが、その女声の歌手として、稲葉笙子と語っていた。
その稲葉笙子なる人物の声が素晴らしかったので、再聴すべくYou−Tubeを探してみたが、発見できなかった。
已む無く、結城道子の女声で聴いてみることにした。昭和12年の曲だ。我々は未だいない。
島田磐也作詞とあるが、この詩がいい。曲もいいが。
Tie A Yellow Ribbon Round The Ole Oak Tree
この曲は、1972年にアメリカで起こった実話に基づいて書かれたものだ。
この曲の話を聞いた日本の映画監督山田洋次がぜひとも日本バージョンを作りたいと考え、
日本風にアレンジして『幸せの黄色いハンカチ』として映画化した。
日本でも、日本語の曲名は、「幸せの黄色いハンカチ」だ。
刑期を終えた元囚人が、故郷へ帰るバスの中での心境を歌ったものだ。
スマイル
今日、Bs103のプレミアムシアターで、チャップリンの「モダン・タイムス」をやっていた。
この映画は、1936年のアメリカ映画だが、本作のラストシーンで印象的な「スマイル」は、チャップリンが作曲したもので、
彼が作曲した音楽の中では特に有名である。
写ってる相方の不良少女役の女優さんは、ポーレット・コダール。美人だよね。
その曲は、1954年、悲しい曲調とは裏腹に「スマイル」という曲名が付けられ、ナット・キング・コールによって歌詞付きの歌が歌われた。
その後、多くの歌手がコピーしている。ナット・キング・コールのは
ここをクリックのこと。
Half the way
今日、断捨離で、カセットテープを処分しようとしたとき、薄い字で、「クリスタル・ゲイル "Half the way"」と書いたカセットを発見した。
思えば、昭和50年代の後半、アメリカのポップシンガーのこの曲に嵌っていて、その時、レコードからコピーしたものだ。
クリスタル・ゲイジのこの曲は、1979年の全米チャート20位以内に入っていたが、わが国ではそれほど有名ではなかったと思う。
だが、この曲だけは、何回聴いても飽きない明朗さが気に入って、レコード買ったようだ。
レコードは今も、押し入れの中で、眠っていて、断捨離を免れている。その内やらざるを得ないと思うが、捨てきれないような気がする。
だから、後回しなのだ。・・・いずれダンボールごと捨てられるだろうが、自分ではそんなこと、出来ない。
なお、このカラムで一番トップに掲げた「炭鉱夫の娘」を歌ったロレッタ・リンは、この曲のクリスタル・ゲイルの実のお姉さん。
と云っても、歳は19歳も開いているが。8人姉弟だったそうだ。
Red River Valley
「赤い川の谷」、この曲は、アメリカのカントリーミュージック(日本語で言えば「アメリカ民謡」)の有名ナンバーで、誰もが一度は耳にした曲だろう。
ネットで、音楽を漁っていたら、偶然この曲を見つけた。
いかにもカントリーミュージックらしい楽調が気に入って、リンク張ることにした。
歌手は、リン・アンダーソンという女性シンガーだ。男性のが多いようだが、女性シンガーも多い。
知ってるだけでも、スキーター・デービス、クリスタル・ゲイルなど浮かぶが、このリン・アンダーソンという女性シンガーとの出会いは初めて事だった。
聴けば、中々なので、バックもいいし取り上げた次第。
画面を下の方スクロールするとある「もっとみる」をクリックすると、英文の紹介記事があるが、それによると、
リン・アンダーソンは、1960年代から1980年代にかけてのヒット曲で知られるアメリカのカントリーミュージック歌手であり、
1970年代に彼女のキャリアの頂点に達しました。アンダーソンのクロスオーバーアピールと全国テレビでの定期的な露出は、
彼女が当時最も人気があり成功したカントリースターの1人になるのに役立ちました。
とある。
I Can't Help Falling In Love
この曲は、エルビス・プレスリーのヒット曲。
このプレスリーバージョンをバイオリン版にコピーしたサイトをみつけたので、リンク張っておきます。
THIS IS SO ROMANTIC - Even The Dog Stopped To Listen
この曲、とてもロマンチック、犬も立ち止まるほど。とのコメントが書かれている。・・・確かにそうだよね。
この曲は、1961年にリリースされたエルビス・プレスリーの曲で、邦題は「好きにならずにはいられない」だった。
演奏する少女の表情がいい。音楽に乗ってる感じがでている。
音源からスピーカーまで電波で飛ばしているのもいい。動きに自由さが感じられるし、コードだと尻尾を引きずるようで恰好悪いから。
Blowin’in the Wind(風に吹かれて)
この曲は、ボブ・ディランのヒット曲。発表されたのは1963年(昭和38年)だ。
実は、最近まで、この曲の言わんとすることには無関心だったが、最近、83歳爺となって、少し知恵がついたこと、
また、彼が、「アメリカ音楽の伝統を継承しつつ、新たな詩的表現を生み出した功績」を評価され、歌手としては初めてノーベル文学賞(2016年)授与が決定したことに触発され、
今に至っては、彼の偉大さが分かったのだ。相当遅れているが。
それで、この曲にリンク張ったという次第である。だが、ここでは、ボブ・ディランではなく、PPM(ピーターポール&マリー)ので聴こう。コーラスが曲の深刻さを和らげてくれるから。
歌詞と和訳は
ここをクリックのこと。
この歌詞が21歳で書けるところに、彼の並外れた才能を見ることができると、思った。ノーベル賞選好関係者の眼力には感心した。
San Antonio Rose
この曲は、パッツィー・クラインのウエスタンナンバー"San Antonio Rose"だ。
YouTubeの中から見つけた曲だ。メロディーは知っていたが、ちゃんと聞くのはこれが最初。
如何にもアメリカンカントリーらしい素朴な曲なので気に入ったというわけだ。
それで、この曲にリンク張ったという次第である。
少しだけ和訳しよう。あとは原詩から読み取って欲しい。
心の奥深く、あるメロディーが宿っている
古きサン・アントニオの歌
夢の中で、その思い出の曲を聴く
星空の下でただ一人
・・・・・・
Some Sunday Morning
前回の"San Antonio Rose"から、ある映画を思い出した。それは、アメリカ映画サン・アントニオ"San Antonio"(1945年公開)。
その主題歌が素敵だった。歌っているのはアレクシス・スミス、お相手の男優はエロール・フリンだ。
1945年と言えば終戦の年で、日本公開が何時だったかは、分らいが、多分、昭和21〜22年のことだろう。
小生、この映画をみた記憶はないが、曲は憶えている。多分、歳の近い叔母どもからの影響だと思う。
その後、永く、この曲を聴くことはなかったが、今から30年程まえ、井の頭線の車中で、誰かが口笛で吹いてるのを聴いて、思い出したのだ。
それで、You−Tubeで見つけて聴いていた。
そんなで、この曲にリンク張ったという次第です。以前にも本HPで取り上げた曲だが、いい曲なので再掲します。
和訳してみる。あとは原詩から確認して欲しい。ちゃんと訳してあるかを。
ある日曜日の朝が始まる
誰かさんと私のために
祝福のベルが鳴る
誰かさんと私のため特別に
オルガンが音楽を奏で
友人や親類の者がこぞって集まり
なんとお似合いなこと!と声がするのが聴こえる
そんな日曜日の朝、二人は教会の通路を進む
彼はナーバスになり、私は笑顔を繕う
全てがバラ色、誰かさんと私にとって
この先何日か、ある日曜の朝、あなたはきっとそんな情景を見るでしょう
結婚を夢見る娘の気持ちが歌われている。今の若いのにお勧めだ。
動画の中では、歌詞の合間に語りが挿入されている。ちょっと抜き書きすると、
Have you ever gazed silvery moon hanging low at Texas sky?
(テキサスの空に掛かる銀色の月を見たことがあるか)
・・・
このあと数行、語りは続くが、音声から文字に起こそうと思っても、よく聞き取れないので文字に出来ない。
ネットで検索しても、歌詞の部分は出てくるが、挿入部分の語りの句は出ていない。
多分、オリジナルの台本を見れば出てると思うが、それにアプローチできてない。・・・きわめて残念。83歳爺の悩みは深いのだ。
誰か聞き取れたら教えて欲しい。
古き花園
この曲は、昭和14年のサトウハチロー作詞、早乙女 光 作曲 二葉 あき子 唄。松竹大船映画春雷主題歌である。
作曲の早乙女 光は、出征し1944年、40歳で戦死したとか。惜しい人を失くしたものだと思う。
彼の作品でこの曲に劣らず有名なのは、「湖畔の乙女」がある。
この「古き花園」と「湖畔の乙女」の2作だけだったとしても、貴重な名曲を残してくれたものだと感謝したい。
何故、こんな古い曲に関心があるかと言えば、餓鬼の頃小生の周りには姉妹や叔父叔母など、いたが、その殆どが女で、その環境で育ったものだから、
餓鬼の頃、手に入る情報は、ほとんどが叔母や姉など、女かあらのが殆どだった。
そんななか、戦時中のある日、叔父1人・叔母4人の5人で、この曲が話題になってるのを聴いていた。
話の中身は全然覚えてないが、曲名の「古き花園」と、話をしている叔父叔母の家の聊か陰気な庭が重なって、こんな庭のことを歌ったのだと強く印象に残ったのを憶えている。
今から、77〜8年前の話である。
だから、この曲にリンク張ったという次第。一種の懐メロなのである。良かったら聴いてください。その時いた叔父はもう亡い、叔母も2人になってしまった。
私はその遥かな昔を懐かしんで聴いています。聴いていると、しみじみと餓鬼の頃の1シーンが思い出され遣る瀬無いものです。
二葉あき子の歌声、いいね。音が合ってる。また曲がいい、編曲も、そして歌詞もいい。サトーハチローを見直したい気分だ。
それにしても思うのは、今の歌謡界、この曲の時代のレベルより退化したのではないか、ということ。そう思うのは私独りだろうか・・・?
それとも、私が時代遅れなのだろうか。
二葉あき子は芸大卒。藤山一郎とも同期だったとか。それに比べ、今の歌謡界に芸大卒はいるの?・・・当時の方がよっぽど進歩的だったかもだな。
アカデミズムとポピュラー界の繋がりが。
繋がりはなくてもいいが、音楽の基本は踏まえて欲しい。それは「うたう」ということだ。うたわないでテクニックばかり極めても、聴くほうにしては曲芸師のようにしか見れない。
下手でもいいからうたって欲しい!うなるのではなく。
星の流れに
この曲は、昭和22年の松竹映画「こんな女に誰がした」主題歌。
歌っているのは菊池章子。1924年(大正13年)、東京下谷生まれの女声シンガーだ。
ウイキペディアによると、「5歳にして琵琶を弾く。8歳には琵琶教師の免状を得た。
その後、歌謡曲に興味を持ち、九段にあった「大村能章歌謡学院」に入った。
日華事変が起こった後は、学院の生徒と共に軍の病院などで慰問活動を行う。
女学校の低学年にも関わらず、彼女が唄うと、アンコールの声が鳴り止まなかった。」とあった。
音楽に対する天性の才があったことが伺える。一度聴けばそれが解るだろう。
声がいいし、音も合ってるし、細かいところまで丁寧に歌ってるよね。小節も控え目だが小気味よい。
芸大卒などの正統派の出身かと思っていたが、そうではなかったのは意外だった。
娼婦に身をやつした女性を歌っているが、歌詞の中でも三番の歌詞が聴く者の涙を誘うと思う。
行け行けどんどんの先の戦争でも、現実は悲惨なものだった。彼女だけではなく、多かれ少なかれ国民の誰もがそれぞれに辛酸を舐めたことだろう。
その象徴的な歌として、後世に残したいと願う。
この外、彼女の曲で有名なのに「湖畔の乙女」がある。
「落葉散る散る山間の・・・」と乙女心を歌った曲だ。昭和17年の大ヒット曲だ。
戦前のロマンチシズムから、戦後の過酷なリアリズムへの、格差を表したこの2曲、忘れ去られないことを願う。
少し追記しよう。それは、彼女が通った「大村能章歌謡学院」の創始者大村能章のこと。
彼は、昭和初期の流行歌の作曲家で多くの曲を書いている。例えば、旅笠道中、明治一代女など。
その中から、旅笠道中にリンク張っておきます。結構、ユーモラスな曲だから選んだ次第。
ここをクリックのこと。
お母さん
この曲は、昭和47年の曲。こんな曲があるなんて知らなかった。
聞けば、眞に高峰三枝子節だよね。
作詞保富康午、作曲平尾昌晃とあった。
聴けば、母思いのいい曲だ。私などは、母には甘えっぱなしだったし、心配事も、母に話せば、それだけで安心したものだ。
それは、今でも続いている。仏壇で祈るというよりお願いするのだが、それで心が落ち着くのである。
聊か、爺臭くない話だが、いまでも頼りにしている。そういう意味では未だ母は生きている。私が生きてる限り。
だから、採りあげてみた。諸君の思い出はどんなかな。
島育ち(上村藤江)
上村藤江(かんむら ふじえ):1929年生、奄美大島の歌者。
奄美大島の美空ひばりと呼ばれたそうです。
でも、いい声してるね。音程がピッタリ合ってる。喉の使い方が控え目だが奇麗に裏表が返っている。
今の演歌にはない造らない音楽性が素晴らしい。
この曲は、田端義男が得意とした曲だが、優るとも劣らないと思う。吃驚したから取り上げた。
別れのタンゴ
昭和24年発売の高峰三枝子の「別れのタンゴ」だ。
作詞藤浦 洸(ふじうら こう、1898年9月1日 - 1979年3月13日)は、昭和時代の作詞家、詩人。長崎県平戸市出身。(ウイキペエィアより)
作曲万城目 正。
高峰三枝子の歌唱力が素晴らしい。
音が外れているようでぴったり合ってるし、声の質も厚みがあっていい。
声帯の筋肉が分厚い所為だろう。ペラペラの声帯では、これほどの歌唱力は生まれないはずだから。
多分、美空ひばりも含め、歌唱力で勝る歌手はいないと思う。
生まれが、筑前琵琶の宗家だから、生まれた時から、音に晒されたことと、本人の才能が齎した結果だと思われる。
作詞の藤浦 洸が長崎出身だとは知らなかった。作曲の万城目 正は定番だから驚かない。高峰の歌い方にピッタシの曲を書いてると思う。
昭和24年言えば小学校6年生。でも、この曲はよく憶えている。その前年に「懐かしのブルース」を出しているが、それもよく憶えている。
お袋が、「買ってきたよ!」と帰ってきたのを思い出す。2曲とも懐かしい歌だ。
La Violetera
"La Violetera"は、スペイン語で菫のこと。今でも、花屋さんの店頭で「ビオラ」という名前で売られているのでお馴染みのことと思う。
1931年(昭和6年)のアメリカ映画『街の灯(City Lights)』で使われたのがこの花と同名の「ラ・ビオレテラ」だ。
この映画音楽は、邦題では「すみれの花売り娘」となっているが、La Violeteraは、ホセ・パディラ(Jose Padilla Sanchez)が作曲していることを知った。
(この段、ネット情報より抜粋。
ここをクリックのこと。)
調べると、ホセ・パディラは、スペインの人で、スペイン南東部のバレアレス諸島の島「イビア」島の人で、1956年生まれ、享年64歳で2020年に亡くなられている。
この曲については、チャップリンの作曲とばかり思っていたが、実際は、ホセ・パディラだだったので驚いた。
でも、映画製作に当たって、この曲を採りあげたセンスには、矢張り並外れた才能を感性を感じる。
この曲について、YouTubeで、素晴らしいサイトを見付けたので、リンク張っておきます。
なお、この動画は、La Violetera(すみれの花売り娘) 1958年のミュージカル映画からのもので、動画中の男性は、ラフ・バローネ。微動だにしない貫禄がいい。
日本映画にはない存在感が素晴らしい。彼は、イタリア映画「にがい米」(1949年)でスターになった。相手役は、シルバーナ・マンガーノ。豊満な胸の美人女優さんで、見に行ったのを憶えている。
St. Louis Blues
『セントルイス・ブルース』(St. Louis Blues)は、W・C・ハンディ (William Christopher Handy) が1914年に起譜した楽曲である。
現代ではよく知られたブルース進行の元になった楽曲である。W・C・ハンディ はブルースの父とも呼ばれている。
大ヒットしたこの曲はジャズのスタンダード・ナンバーとして知られる。作曲者本人による歌詞もつけられた。
様々なアーティストにカヴァーされており、ベッシー・スミスとルイ・アームストロングの共演によるレコーディングが1933年に、
ルイ・アームストロングオーケストラのレコーディングが2008年に、それぞれグラミー賞の殿堂入りしている。(以上、ウイキペディアより抜粋)
小生が6〜9歳のころ、SP盤でよく聴いた曲だから、もう一度聴きたくて、過去何回か、YouTubeを探しまくったが、見つかっていない。
小生が6〜9歳のころと言えば、昭和19年から22年のこと、SP盤としか憶えてないが、曲調は憶えているからもう一度聴けば解るはず。
だが、奮闘努力の甲斐もなく見つかってない。曲調は、ビッグバンドでの曲だったと思う。
だが、グレン・ミラーかと言えば違うし、当時、日本でSP盤になるほどの曲で、誰でも知ってる馴染みの曲だったのだから、
YouTubeに転がっていてもおかしくはないはずだが、無いのだよね。
残念としか言いようがない。死ぬまでに、もう一回聴きたいのに・・・!
その後、一度だけ聴いたことがある。20歳前後の頃、同期の石井義彦君が、SP盤を持っていると言うから、
それを我が家に持って来てもらって聴いたのだ。この話は、以前にも書いた記憶がある。
彼が生きていたら、聴かせてくれと頼みたいが、既に故人。・・・あのSP盤、どうなったでしょうね?
そんなことで、今回も、ふと思い出して探してみたが、駄目だった。
でも、素朴なディキシー調のサイトを見付けたので、リンク張っておく。
あまり作らず楽しんでいるのが素晴らしい。俺も若かったら挑戦したいほどの出来栄えだと思う。
良かったら、
ここをクリックのこと。
楽しそうによく謳ってる感じがいい。
出だしのトランペットが少し弱いようだが、段々、調子が出て力強くなるのがいい。
街角の騒音の中での演奏だが、音楽は謳うことが大事と云うことだろう。謳えば少々の雑音など聴こえなくなるのだ。
編成は、バス・サキソフォーン、トロンボーン、バンジョー、トランペットだ。
聴きながら、バーボンウイスキーでも飲みたい気分、だね。・・・ロックで。
Csardas
Csardas(チャルダッシュまたはチャールダーシュ)は、ヴィットーリオ・モンティ(Vittorio Monti/1868-1922)
チャールダーシュ(チャルダッシュ)は、「酒場風」という意味のハンガリー音楽ジャンルのひとつで、イタリアの作曲家ヴィットーリオ・モンティにより作曲された。
ヴィットーリオ・モンティは生まれ故郷のナポリでヴァイオリンと作曲を学び、晩年は指揮者としてパリでバレエやオペレッタをいくつか作曲したが、チャールダーシュ(チャルダッシュ)以外の曲はあまり知られていない。
(以上、「世界の民謡・童謡」より抜粋)
演じているのは、Webb Familyで、Violin - Nancy Webb、Piano, Audio/Video/Editing - Liam Webb
ハンガリーには、ジプシー音楽の流れを受けた音楽世界があるようだ。兎に角、一言で言えば煽情的かな。
このサイトのも、ヴァイオリンが、凄い。楽器自態もいい音出してるし、それを使いこなす少女(Nancy Webb)も素晴らしい。単にテクニックだけではなく、メリハリをつけて謳っている。
この、謳うということが、音楽にとっては大事なこと。やはり、伝統の為せる業なのだろうか、素晴らしいとしか言いようがない。
こんな森の中で弾いても、反響がなくて、演奏しにくいのではないだろうか。
だから、映像だけとって音は別のところで録った可能性がある。でも、この映像、中々いいよね。山賊がいなければだが。
カバレリア・ルスティカーナ間奏曲
ピエトロ・マスカーニ(Pietro Mascagni, 1863年12月7日 リヴォルノ - 1945年8月2日 ローマ)は、イタリアのオペラ作曲家、指揮者により作曲された。
「カバレリア・ルスティカーナ」(イタリア語: Cavalleria Rusticana)は、イタリアの小説家、ジョヴァンニ・ヴェルガによる小説(1880年出版)、
同人による戯曲(1884年初演)、およびピエトロ・マスカーニが同戯曲に基づいて作曲した1幕物のオペラ(1890年初演)。題名は「田舎の騎士道」といった意味である。
この曲は、1890年に、ローマの楽譜出版社ソンゾーニョ(Musicale Sonzogno)の一幕歌劇コンクールに応募して当選した代表作『カヴァレリア・ルスティカーナ』
によって驚異的な成功を収めるが、不幸にもこれがその後の多くの作品を霞めてしまった。それでも15曲のオペラと1曲のオペレッタ、いくつかの美しい管弦楽曲や声楽曲、
歌曲、ピアノ曲を残した。1895年にはペーザロのロッシーニ音楽院院長に就任。
存命中は、オペラで驚くほどの成功をおさめ、同時に指揮者としても非常に成功を収めた。マスカーニの作風は、友人でライバルだったプッチーニとは大変に異なっている。
おそらくそのために評論家筋からマスカーニ作品は過小評価されてきたのだろう。
戯曲の内容は、シチリアの山間部を舞台として、貧しい人々の暮らし、三角関係のもつれから起きる決闘と殺人を描いたものだ。(以上、ウイキペディアより抜粋)
実は、昨日、夜11時ころ、NHK地デジにダイアルまわしたらこの曲が流れていた。「SONGS東京」という番組だ。
聞き覚えがある曲ではあったが曲名が思い出せず、暫く見ていたら「カバレリア・ルスティカーナ間奏曲」という表示が出て、
分ったという次第。
この曲って、何かコスモスが揺れてるって感じの曲だよね。どこか物悲しくも美しい悲劇的世界を表したいい曲だと思う。
シチリアの山間部で起こった三角関係のもつれから起きる痴情事件を、「田舎の騎士道」と命名するところに、
情熱と破局という悲劇への得も言えぬ皮肉が込められてると思う。已むし已まれぬイタリアンと言うところだろうか。
オー・ソレ・ミオ
オー・ソレ・ミオは、ご存じナポリ民謡です。今回は、とても素敵なソプラノ歌手を見つけたので、採りあげます。
その歌手の名は、キャサリン・ジェンキンス。澄んだ女声がいい。
キャサリン・ジェンキンス(Katherine Jenkins, 1980年6月29日)は、イギリスウェールズ南部のウェストグラモーガン州ニース出身のメゾソプラノ歌手。
2004年に23歳で発表したデビュー・アルバム Premiere (日本版『プルミエール』)がクラシックチャートで初登場第1位、8週連続1位。
同年リリースの二枚目のアルバム Second Nature (日本版『ディーヴァ』)は発売2ヶ月でプラチナ・アルバム(百万枚突破アルバム)となり9ヶ月連続1位、
ポップチャートでもトップ20入りする。クラシックのみならずジャンルを超えたレパートリーが話題となって人気に拍車をかけ、
デビュー年にクラシックミュージシャンとしてイギリスでマリア・カラス以来、最大・最速の売り上げを記録。
2005年10月末に発表した三枚目のアルバムもベストセラー入りしている。2005年、2006年には、年間最優秀アルバムとしてClassic Brit Awardsを受賞。
コンサートの他、スポーツイベント、テレビ番組、多くの慈善団体チャリティ活動に出演している。
(以上、ウイキペディアより抜粋)
この曲、いろんな人が歌っているが、彼女は高音域も低音域も澄んだ声で難なくこなしてい聴きやすい。音もぴったし合ってる。
だから採りました。こんな肉厚の澄んだ声は、どんな環境から生まれるのだろう。羨ましい限りだ。
Chopin: Mazurka Op. 68 No. 3
実は、今夜9時からのNHKEテレの「クラシック館」でショパンを採りあげていた。
ショパンってご存じの通りピアノの名手で、多くのピアノ曲を書いている。
テクニック的に難しいのがあるが優しいのもあるそうで、優しいのに、マズルカというのがあり、彼は生涯で50曲もの曲を書いてるそうだ。
その中の解説で、マズルカの中の悲しいものや喜びのものなどワンフレーズの実演で5曲ほど紹介していた。
小生、その中で、喜びを表したものに成程その通りだと思ったのがあったので、ネットで探してみたところ、この "Mazurka Op. 68 No. 3" を見付けたもの。
テクニック的には易しいのに喜びがさらりと表されているようなのでリンク張ってみた。諸君の受け取りはどうだろう。
演奏のアレクセイ・ゴルラッチ(Alexej Gorlatch, 1988年5月23日 - )はウクライナ・キエフ生まれのピアニスト。
演奏は柔らかいタッチだと思う。良かったら聴いてみて下さい。
a wink and a smile
先ほど、Bs103で、トム・ハンクスとメグ・ライアン主演の映画「めぐり逢えたら」(1993年アメリカ)をやっていた。
とても素敵なラブ・コメディーだったが、その終わりのエンドロールの背景で流れた曲が素敵だった。
聞き覚えのあるジャズナンバーぽい曲だったので、てっきりルイ・アームストロング辺りのサイトが見つかると思って、
ネットで調べたが、ルイのは無く、標記の曲名の音楽と解ったので、リンクを張った次第。
Beethoven: Romance No. 2
ベートーベンのロマンス、誰でも知ってるお馴染みの曲だが、素晴らしい音源を見付けたので、リンク張ってみた。
オーケストラは"Deutsche Kammerphilharmonie Bremen" ヴァイオリンはJulia Fischer、指揮は "Felix Mildenberger"。
ネットサーフィンしてたら偶然見つけた音源で、オーケストラもヴァイオリンも指揮者も知らない人ばかり。でも、いいサウンドだから採った次第。
これを聴くと若いころが懐かしくなると同時に、ベートーベンの偉大さが解るというもの。文句なしだ。
辞書で調べたら、"Kammerphilharmonie"は、英語の "Chamber Philharmonic" だった。日本語だと「室内管弦楽団」だろうか。
このヴァイオリニストのユリア・フィツシャーって人、素晴らしい。出だしから聞きほれるほどいい音だ。
調べたら結構有名な人らしい。詳しくは、
ウイキペディアをご覧ください。
これによると、「12歳のころから8つの国際音楽コンクールのすべてで優勝(うち3つはピアノでの受賞)」とあるし、「2006年7月には23歳の若さでフランクフルト音楽・舞台芸術大学の教授に就任した(ドイツ史上最年少記録)」とあった。
聴くと、音が安定しぶれないし音程がピッタシだし、ヴァイオリンの最もデリケートな部分を難なくこなして終わりまで飽きることなく聴けるという感じだ。
私は、これまで、こんな繊細で優美な音を聴いたことがない、素晴らしい。
公開コメント欄の書込みを見ると、"interpretation"という言葉が多く使われているので、辞書でしらべたら、「解釈」という意味だと分かった。
また、同じく"expression" 「表現」という言葉もある。
小生の理解では、この場合、演奏者は作曲者の意図を解釈し、それを楽器を使って表現するということになる。
この考えを狼に適用すると、雄狼は求愛の意思を遠吠えという作曲で表現し、それを聴いた雌狼は、この音を求愛と解釈するとなる。
従って、この事実を一般化すれば、動物から意図的に発せられた表現には意味がある、となる。
即ち、音楽は表現と意味を持つということが言えるのであるから、別の個体がその音楽を取り扱う場合は表現と解釈が必要となるのである。
従って、本音源の場合、表現と解釈の対象となり得ることが証明されたことになる。
即ち、好事家が故意に表現と解釈などと勿体ぶった言い方をしてるわけではないことが解る。
Vivaldi Der Herbst
ビバルディーの四季から「秋」のユリア・フィツシャーを聴いてみよう。
オーケストラは"das Puchheimer Jugendkammerorchester" ヴァイオリンはJulia Fischer、指揮は "Peter Michielsen"。
前回のフィツシャーに魅せられて、ネット上で探し出したものだ。
季節柄、秋を聴くのもいいだろう。
辞書で調べたら、"das Puchheimer Jugendkammerorchester"は、「プッチハイマー青年室内管弦楽団」だろうか。
ソロの部分、矢張りいい音出してるよね。ピリッと引き締まるって感じだ。素晴らしい!
Haydn Trumpet Concerto (3rd Movement)
ハイドンのトランペット協奏曲の第三楽章を聴いてみよう。
オーケストラは"English Chamber Orchestra" トランペットは "Wynton Marsalis"、指揮は "Raymond Leppard"。
景気のいい曲をネット上で探し出したものだ。
辞書で調べたら、"English Chamber Orchestra"は、「英国室内管弦楽団」だろうか。
公開コメント欄の書込みを見ると、"So cheerful and optimistic, this movement very suitable for waking up"、即ち、「朝起きに適している」と書き込まれている。
聴けば納得のコメントだ。冬の寒さの中、朝起きに使えばいいだろう。
ギリシャ民謡「ギャロ ギャロ」(浜辺沿えに)
今晩、Bs103で夜8時から「ヨーロッパ秘湯の旅 ブルガリア・ギリシャ」という旅番組をやっていた。
その中のギリシャの場面で出てきたのがこの曲。ナレーターが「ギリシャならこの曲だよね!」と言って流れたのがこの曲。
明るくていかにも南欧風。だから、ネットで探してリンク張ってみる。
日本では先ずない曲調なのがいい。歌詞はギリシャ語だが邦訳がついてる。その中から数行ピックアップしよう。
・・・
海がワインだったら
山がつまみだったら
船がグラスだったらいいのに
そしたらどんちゃん飲めるよね
・・・
ギリシャに行ってみたくなる。
Georg Friedrich Handel: "Tochter Zion"
ヘンデルの「シオンの娘」という曲だ。
ヘンデルはドイツ人(1685年2月23日 - 1759年4月14日)だが英国で活躍した。皆が知ってる有名な曲に「ハレルヤコーラス」がある。
今回、ネットサーフィン中、この「シオンの娘」という曲を見付けた。素晴らしいのでリンク張った次第。
多分、皆さんも聞き覚えのある曲だと思うが、聴いて頂ければそれが分かるだろう。
原文はドイツ語だが、翻訳ソフトで訳すと次のようになる。
シオンの娘、喜ぶ
大声で叫ぶ、エルサレム!
ほら、あなたの王があなたのところにやってくる
はい、彼は来ています、平和の王子
シオンの娘、喜ぶ
大声で叫ぶ、エルサレム!
"Tochter Zion"はドイツ語でシオンの娘。"トクターツィオン"と発音する。
英語では、"daughter Zion"となり、発音は"ドウターザイオン"となる。
このように並べると、音では殆ど方言ほどの違いしかないことが分かる。
我々とは違って直ぐ話せるようになるだろうと思うと羨ましい。