TOKYO2020 1964東京 オリンピック

浅井 伸子
コロナ禍のオリンピック!! 開催? 中止? 私はコロナ自粛と暑さであまり関心がありませんでした。 しかし開催されるとワクワク感で、開会式のテレビ放映を最後まで見てしまいました。
コロナ禍での開催は無理だと思っていたのですが前例があったようです。 1920年ベルギー・アントワープ大会ではスペイン風邪で4千万人の犠牲者を出していたとされます。 しかもその時は第一次大戦の終盤であったのに、収束を見ないまま焦土にスタジアムを建設して開催されたとか、「為せば成る!」ですね。 TOKYO2020オリンピック、無事に成功!!で終わる事を願い祈っています。
前回の1964年東京大会、競技の内容などはすっかり忘れているのに我が家の歩みが次から次へと思い出されてきました! 丁度その頃は結婚して3年目、長女2歳で、倉敷に住んでいました。落ち着いた蔵の多い町で、古い戸建ての社宅は大原美術館の近くでした。 乳母車を押して美術館前の川の流れを見ながら毎日散歩したものです。
美術館の隣は古い洋風建築の「エルグレコ」喫茶店があったことを思い出します。 しかし古い街なので丸々と肥ったネズミが出るのには驚かされっぱなし、お隣の親切な薪炭やさんが、金網のネズミ捕りで駆除して下さいました。
オリンピックの年、記念硬貨1000円と100円が売り出されました!当時の月給は2万円足らず、1枚ずつ買うのが精一杯、 オリンピック参加への気持ちの表れでした。お隣の薪炭やさんは、道向こうの信用金庫に家族で並んで何枚買われたかしら。
丁度その頃、池田勇人内閣が打ち上げた所得倍増計画の実現!政治経済に疎い私は期待すること大で、 もう少しゆとりある生活をと夢見ていた57年前の東京オリンピックの頃を思い出しました。
この度、コインケースを開いて銀色に輝いている我が家のお宝2枚のコインを眺めています。
 
 
裏面
1000円 富士と桜
100円  五輪と聖火
 
 
 
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