ご紹介します

2016年9月3日
副島 茂
前略、初秋の候を迎えたとは言えまだ暑い日が続いていますが、お元気でお過しのことと拝察申し上げます。
さて、ここでお知らせです。来る 9月27日 9月20日(火)の夜7時から9時45分まで、 テレビ朝日(ABC6ch)で毎月1回放送されている「世界の村で発見!!こんなところに日本人」と題した番組の特別番組が放送される予定です。
この番組で、私達素人シニアが民間放送のラジオ関西から公共の電波を15分買い取って、 毎週日曜日の朝5時45分から「60歳からげんきKOBE」という番組を、 2001年6月3日から2011年9月25日まで、連続無休で539回放送した番組の一つが 関係していますのでご紹介します。
それは私が取材し2005年3月6日第197回「ロシア残留孤児第1号のニーナさん60歳と再会して」 と題した番組(第225回で再放送)で紹介したニーナさんを、 歌手、女優の森山良子さんが尋ねる場面が紹介されるからです。 この番組では3人の日本人が登場するそうですが、何番目かは分りません。 「ロシア残留孤児第1号ノニーナさん」を森山良子さんが尋ねる場面は一番最初だそうです。 参考までに手元にあるラジオ放送時の原稿を添えましたので、関心がおありの方は是非ご覧ください。
そして、ご覧になった感想を聴かせて頂ければ幸いです。
このニーナさんについては、初めて来日した時に大阪で第一発見者で私の弟の浩と一緒に会っています。 また既に読まれた方も居られるかも知れませんが、作家のなかにし礼さんが、2007年に講談社文庫から出版した「戦場のニーナ」と言う小説のモデルなのです。お二人には中国の牡丹江市生まれという共通点があります。 
以上ご紹介まで。まだ暑いので御身くれぐれもご自愛の程お祈り申し上げます。
前段でラジオ放送時の原稿を添えると書きましたので、その原稿をネット上に掲載します。 この原稿は表紙を含め5頁のペーパーから成っていて、夫々PDFファイルとなってます。 次の頁数をクリックしてご参照ください。
1頁目(表紙)
2頁目
3頁目
4頁目
5頁目
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戦争は酷いけど人間は優しい
石井俊雄
テレビ見ました。
ニーナさんがソ連軍兵士によって保護されたとのこと、たとえ敵国人であっても、 生まれて間もない幼児を見捨てなかったことに人間の善性を感じました。 そして、その幼児を養い、育て上げたロシアの人たちと国家に人間の優しさを感じました。
ソ連と言えば、妖僧ラスプーチンとか、スターリン粛清とか、007シリーズのスパイとか、恐ろしくて冷酷なイメージでしたが、 政治面はともかく、国民性としては、暖かい人たちなのだと分かった気がしました。
ニーナさん、ルーツが分ればいいですね。
情報としては、牡丹江市、近くに大きな軍事施設、親は軍医らしいこと、服毒自殺したこと、などがあるし、 裕福そうな着物に包まれた写真、それにテレビでご本人を親族の方が見れば、かなりの程度で分かるのではないかと推測されます。
若し、分からなくても、今の生活、大事にされればいいと思います。友人や知人に囲まれてゆったり生きておられるようでしたから。 日本に帰国してもあんまりいいことはないでしょう。孤独になるだろうから。 ただ、ルーツ、分かればいいですね。

昔、西部劇で「三人の名付親」というのがあったのを思い出しました。
三人の名付親となる三人は銀行強盗もやるような荒くれ男共でした。
だが、ある瀕死の母親が産み落としたばかりの我が子を、その三人に託して亡くなります。
託された荒くれ共は、命を懸けてその幼児を護り、 最後はジョン・ウエイン演じる荒くれが一人になって亡くなった母親の叔父にその子を届ける、というお話です。
ソ連軍兵士は映画のジョン・ウエイン役ですね。
その兵士のことを思い、ニーナさんの気持ちを思い、泣けてくるようでした。
戦争は酷いけど人間は優しい!・・・これが救いです。
もっと言えば、「人間は理性で戦争し本能で子を助ける」だろう。
(2016/9/20 20:27)