テレビ番組の紹介

H28.6.22  香月久夫
八期会の皆さん梅雨の時期となりましたがお元気ですか?
今日NHKステラを見ていたら佐賀の鍋島閑叟に関する番組があるのを見ました。
鍋島閑叟に関しては佐賀でも銅像を建設する活動もしておられ八期会の方々でも 熱心に活動されているとのこと。
私も鍋島閑叟がどのような偉い人物だったか知りません。
是非番組を観て偉い人物を理解したいと思っています。
お時間のある方は是非番組観て頂きたいと思います。
  1. 放送予定
    NHK BSプレミアム
    6月23(木)後8:00〜9:00
  2. 再放送
    NHKBSプレミアム
    6月30(木)前8:00〜9:00
  3. 「英雄たちの選択」

    肝要なるは“機密”なり!? 鍋島閑叟“産業立国”への光と影
    幕末の剛腕、鍋島閑叟の足跡をたどる
    明治新政府を支えた「薩長土肥」の肥(肥前)、佐賀藩。 西洋列強も舌を巻くほどの“産業立国化”を成し遂げた藩だった。 その飛躍は藩主・鍋島閑叟(直正)の強力なリーダーシップによって実現した。
    鍋島なくして維新はなく、日本の近代化に欠かせない大隈重信のような人材も生まれなかっただろう。
    ではなぜ、佐賀藩は明治維新の主導権を握ることなく、薩長の後じんを拝したのか?
    その謎と、鍋島の選択の裏にあった思いに迫る。
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皆様 俊雄様
石井浩四郎
NHKの「英雄たちの選択」を録画していましたので今日になって見ました。
幕末の佐賀藩は閑叟公のリードもあって反射炉、大砲など日本で最も進んだ技術を持ったところだったようですね。
それは閑叟公が優れたテクノクラートだったお蔭だったと思います。
彼がもう一つ加えて政治家としての素養を持っていたとしたら歴史は変わっていたかもしれませんね。
彼が技術の先進性に加え政治的なリーダーとしての素養があり、 薩長同盟を引っ張っていれば「薩長土肥」が「肥薩長土」と言われ明治維新がもっと早かったかも知れませんね。
と考えました。
そうしたら大久保利通に簡単にひねられた江藤新平ももっと実力を発揮できたかもしれませんね。
「もし」を連ねて空想を楽しみました。
(2016/06/24 22:55)
宇佐見輝子
こんにちは。
毎週「英雄達の選択」を見ています。司会の磯田先生のファンなのです。先生の「無私の日本人」は感動します。 今「殿利息でござる」で映画になっていますね。
東京のお台場に行くと砲台が残されていてその上に佐賀の大砲が乗っていたのは聞いていましたが、 そんな技術がどうして佐賀にあったのか疑問だったのですが、 一昨日の鍋島閑叟のテレビで長崎での外国との接点が解って謎がとけました。
その頃曾祖父「江口六蔵」は殿の下でどんな仕事をしていたのかと思いを馳せました。 先日インターネットに私の知らない曾祖父のことを句友が見つけてくれてびっくりしましたが、 それは維新後のことばかりでした。とにかく素晴らしい殿様ですね。
(2016/06/25 17:38)
盲従と自律的服従
石井俊雄
番組で、「施条砲」を造るシーンがあり、水車を動力にして、砲身にライフル(条溝)を刻むと解説していた。
その施条砲は、戊辰戦争の帰趨を決する最新鋭の戦略兵器で、その実物の写真も出ていた。
それが、太平洋戦争末期の金属供出で他の雑多なものと同じ運命に堕ちていたとは信じられない事だった。 上からの命令に盲目的に従った結果だろう。命令に従うのはいいが、盲従してはいけない。 みそとくそくらいは嗅ぎ分けなければならないのだ。
司馬遼太郎は彼のエッセイ集「春灯雑話」の中の「義務について」では、
「マスタープランとしての命令には服従するのですが、外は自律的に自分で考えてしかも勇敢に行動する。」
と書いている。
若し、自律的に考えて、勇気を以て隠匿していたなら、この歴史的遺産は今に残って、 閑叟公をはじめとした佐賀藩士がなした大業を未来永劫、雄弁に語り続けていたことだろう。
この場合、マスタープランは、金属類回収令(昭和18年8月12日勅令第667号)であり、自律的行動は、隠匿である。
英国がスペイン・ポルトガルを凌駕し大英帝国と成り得た要因は、 この自律的服従を根幹とする「義務」という倫理観にあったと司馬遼太郎は書いている。
自律とは冷静な現実認識と判断・行動ということである。
国民一人一人が、命令に対し、盲従するか、それとも自律的に服従するか、この差は大きい。 何故なら、国民の数と長い時間軸で効いてくるからだ。
国民一人一人の自律の程度、これが「民度」と呼ばれるものであろう。
(2016/06/26 15:20)