何気ない秋の花
石井俊雄
昨日、秋の好天に誘われて近所を散歩し、道端の花を写真に撮りました。
よかったらご覧ください。
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お馴染みコスモスです。風に揺れてました。
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ヤマハギです。花を落としても美しく立ってました。池のほとりで。
ヤマハギは 花おとしても すくと立ち
です。
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ススキとキバナコスモスです。背景は小さな池。
時々、カワセミも居たりします。それを狙って写真に撮る人も。大概は爺さんだが装備だけは物々しい。・・・閑人だろう。
この画面、キバナコスモスとススキのコラブでダンスしてるように見えたものだ。
そういうことなら、それに相応しい音楽がある。
"Save the last dance for me" だ。日本では越路吹雪のが有名だが、
ドリフターズので聴いてみよう。
この曲、まさに軽音楽だよね。軽快そのもの。まさに風に揺れるコスモスのイメージにぴったしだ。
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今夜、兼ねてから録画しておいた「英国王のスピーチ」という映画をみた。
話は、英国王ジョージ6世の物語だ。
彼は、子供のころからの吃音で、スピーチにも苦労する話である。
この映画、中ほどまでは並みの映画だが、フィナーレでは大いに盛り上がった。
英国がドイツに宣戦布告し、英国王が国民に呼びかける戦争スピーチでクライマックスだった。
その場面、印象に残ったのは、BGMだ。
スピーチの前半は、「ベートーベンの交響曲第7番第2楽章」だった。
よく、その場面にフィットした選曲だと思う。小生、初めの原稿では、英雄交響曲の第2楽章、
所謂「葬送行進曲」と呼ばれるものと勘違いしてしまった。それくらい葬送行進曲的だとおもう。
でも、英国王の戦争スピーチで、葬送行進曲では、少なくとも我が国では敬遠されるだろう、縁起でもないと。
それを敢えて採用したところが面白い。多分、暗い夜をイメージしたものかも知れない。
それから、スピーチの後半は、「ベートーベンのピアノ協奏曲第5番の第2楽章」だった。
この曲も、その場面にぴったしフィットしていたと思う。
この曲のメッセージは、多分「朝」だろう。暗い夜からの目覚め、だろうか。
長年、映画を見てきたが、いい映画には必ずいい音楽がある。
いい音楽とは、その場面にフィットしているかそうでないかということだ。
そう意味では、オリジナリティは関係ない。それより音楽性、即ち、サウンドそのものの適合性といえるだろう。
となれば、一番効いてくるのは編曲の出来栄え、ということだろう。
録画を見ながら思ったことは、この曲、秋の日の清かな風景にも合いそうだということ。
実は、この写真のヤマハギやコスモスの景色を思い出していた。
だから、聴いてみて欲しい、この曲を。
なお、引き続き第3楽章を聴くなら、フジコ・ヘミングのがお薦めだ。
彼女のは、どことなく力強く、勇気づけられるから。
クラシックもいいが、ポピュラーソングもいいものだ。
秋に因んでおもいだすのは、毎度のことだが、"Try to Remember"だ。
この歌の「現在」は12月。
冬に出会いの秋を思い出しているという設定だ。
パティー・ページので聴いてみよう。
我々だって過ぎた昔を思い出さないわけではないのだから。
もう一曲、昔を懐かしむ歌を聴いてみたい。秋に相応しい曲だから。
その曲は、パティー・ページの"Irish Lullaby" (アイルランドの子守歌)。
歌詞は、
と歌うのだ。
男の子なら、誰もが泣けてくる歌詞だと思う。たとえ老いさらばえようとも息のある内は、である。
この歌詞は、
ここからの引用だ。もっと知りたい方はそこを参照ください。
なお、「キラーニー」はアイルランドの西南の海岸端にある人口1万人余の町の名である。(2015/10/22 追加)
もう一曲、秋に相応しい曲を聴こう。
その曲は、エリック・クラプトンの「枯葉」。
ジャズアレンジの枯葉だ。
イブ・モンタンやナッキンコールのとは違った味が素晴らしい。
エリック・クラプトンって人、ヴォーカルはそれほど上手いとは思はないが、ジャズアレンジが素敵で新鮮。
年とると、体を動かすのも億劫だが、この曲を聴くと、そんなこともなく自然に体が動いてしまう。
音楽性とは何だろう?
小生思うに、聴き手の体内リズムにシンクロするか否か、ということではないだろうか。
音楽性豊かな「枯葉」、聴いてみよう。
この曲を聴いて、感じないとしたら、体内リズムが、エリック・クラプトンや小生のとは違う、ということになる。
・・・ちょっと速いのかも知れない、私のより。
それにしても、後半のエレキギター、オーケストラとのコラボが素晴らしい。まるでエレキギター協奏曲だ。
エレクトリック・ギター(英: electric guitar)は、
弦の振動をピックアップ(マイク)で電気信号に変え、ギター本体とギターアンプをシールド(ケーブル)で接続し、
任意の音量で演奏できるギター。エフェクターなどで音質を変化させやすいため、多彩な表現が可能。
通称・略称はエレキギター及びエレキ。
そのエレキギターを自在に弾きまわしている。・・・彼は、ギタリストとして有名なのも、頷ける名演奏だと思う。
(2015/10/23 追加)
もう一曲、エリック・クラプトンの音楽性に鑑み、
ポール・マッカートニーとのコラボで "Hey Jude" を聴こう。
このサイト、アクセス回数が2千万というオーダーだ。半端じゃない数のアクセスを受けているが、内容も素晴らしい。
コラボというより、ポール・マッカートニーのソロリサイタルみたいだが、バックコーラスも、そして、
聴衆もコラボして盛り上がっている。
このコラボ、自然発生的ではなく譜面に記されたシナリオ通りだと思うが、
それにしても、皆、自分の役割を承知で声を出してるようだ。
斯くして、数百、或いは数万の聴衆からなる音源から、素晴らしいサウンドが創出された。
それは、演奏家と聴衆の演奏中の表情やしぐさ、演奏終了時の拍手からも、察せられることだ。
即ち、誰もが、お義理で拍手するのではなく、そうしたいからそうしてる拍手である。・・・素晴らしい。
このコラボを分析すれば、言えることは、参加した一人一人が音楽に酔っていると言うことだ。
我を忘れて和している、と言える。
我が八期会でも、コーラスすることがあるが、参考になるのではないだろうか。
ついでに、歌詞の大意を書いておこう。それは、後手の友人を励ます歌である。
私には必要なかったけど、・・・そんな励まし。
(2015/10/24 追加)
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