故郷へ

石井俊雄
6月3日(月)、朝7時20分羽田発の飛行機に乗って一路故郷佐賀へと旅立った。
目的は墓参・島原温泉観光・思い出と友達との雑談だ。その模様を写真で撮ったので掲載します。良かったら見てください。
 
羽田は曇っていた。飛び立って直ぐ、進路を西にとった途端、眼下には鎌倉辺りの海岸線がぼんやりと見えた。
画面、左上に突き出た半島は三浦半島。その付根の辺りに広がる市街地は鎌倉。右端には江ノ島も見えている。 こうやって見ると、鎌倉が山に囲まれた要害の地であることがわかる。そして弱点も。それは史実が示すように海岸線が長いこと。 ご存知のように、実際は半円形の海岸線の右端の地、稲村ガ崎から新田義貞軍が侵入し、鎌倉陥落となったのだ。
 
 
羽田出発から1時間半ほどで有明海の西端の海岸線を見下ろす地域に進んできた。
翼下に映じた川は、菊池川。玉名市を貫いて有明海に注ぐ大河だ。
 
更に、その52秒後、眼下にみたのは長洲港。手前の海岸線の左端に四角に切れ込んだところがその港だ。
対岸の山は島原半島の普賢岳。実は、今夜、島原温泉に泊り、明日にはフェリーで島原半島の多比良からこの長洲港へと渡る計画。 だから、この映像に関心があった次第。
 
更にその1分14秒後、三池港の見える大牟田上空に達した。
手前に見える港は三池港。
その陸側の市街地は上半分が荒尾市、下半分が大牟田市だ。
 
更にその5分後、飛行機は佐賀空港の西側の有明海上に達した。
見えてる川の河口は、左が牛津川河口、右が嘉瀬川河口。
勿論、見えてる山は天山だ。
 
空港に着陸後、ターミナルビルまで滑走している場面。
機内から北方向の写真。
佐賀平野が麦秋で迎えている。
 
佐賀平野と麦秋の故郷だ。
広大な平野、のんびりした空気、人影、車影無く、澄んだ空。
私の本来吸うべき空気のようなものがすーっと体の中に入って行く様だった。
 
思わずレンタカーから降り、自然に体の中に入って行くような景色を写真に収めた。
故郷の記憶だから。私が見て触れたかったのはこの映像だ。
目に焼き付けるだけでは済まされない。
 
ふと振り向くと島原半島の普賢岳がぽっかり浮いていた。
 
 
 
佐賀空港について書き加えたい。
空港で、「有明佐賀空港」という小さなパンフレットをゲットした。 だが、旅行中は見る閑がなく、帰宅後、数日してジックリ眺めてみた。
驚いたのは、札幌便、往復3便だが、それが加わっていたこと。それに、週3便だが、上海便も加わっていること。 それに、レンタカーキャンペーン(24時間1,000円のやつ)も、佐賀県内、大牟田市、柳川市、玉名市など、乗り捨て無料が広がっていた。 更に、乗合制の「リムジーンタクシー」もあるようだ。
どうやら着実に発展しつつあるようだ。少しだがPRしようと思ったので書き加える。(2013/6/12)
 
 
 
 
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  • アップデート:25/6/8    [Return]