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ここはポンポン堰。
「昔、多布施川から松原川へ水を引き込む引き込み口がここにあり、
水の中から空気が出る音がしてた。」と記されたプレートがあった。
そんなことより、子供の頃、ここでよく泳いだものだ。
そのころはもっと深くて、水が引き込み口から勢いよく湧き出していた。
そこで泳ぐのが夏休みの定番だったな。懐かしい。それで、ここを訪ねてみたわけだ。
今は往時の恐いほどの水量も、木陰も無い。
明るすぎるという印象。昔はもう少し薄暗かったように思う。
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ここは、附属小学校。
守衛と先生に理を言って学内に入った。
「我々の頃は木造校舎だった」
と言えばOKだ。断る理由はない。
何しろ大先輩なのだから。一見人品卑しからずだし。
K君なら、親父が校長だったと言へばいい。
ここは付属小学校の校庭から北方向に校舎を見たもの。
校舎そのものは、我々が学んだころの木造平屋建てから鉄筋コンクリート3階建てに換わっていて、全然面白くない。
ただ、写真に写る楠木は往時のもの。懐かしい。
この木に模型飛行機を引っ掛けた悪餓鬼どもが何人涙を飲んだことだろう。
でも、今は懐かしくも愛おしい。
20年くらい前までは、校庭の片隅に体育用具の倉庫があったが、それも立派なプレハブに換わっていた。
かくて、目は古きを探して辺りを彷徨い緑葉陰を為す楠木に至って留まるのだ。安らぎを見つけたかのように。
"sun rise sunset sun rise sunset swiftly fly the year"だね。
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