「ふせぼいよっ!」話

H25/4/24
石井俊雄
今日は雨、こんな日は退屈で暗いから嫌。
今日は憂鬱
雨が降ってるから
何をしよう
アイディアはない
家の中で燻ってる感じがする
うだつの上がらない爺様だ
誰かが誰何(すいか)したら
自嘲気味に言うだろう
「ふせぼいよっ!」と。
「ふせぼる」とは、標準語の「煙ってる」とか「燻ってる」の意だ。 標準的な佐賀弁では、「炭のふせぼいよっ!」とか「ご飯のふせぼっとっ!」と言うような用法になるのだが、 ネットの佐賀弁辞典で調べた限りでは、そんな佐賀弁は無かった。 辞典の編者がミスったらしい。 火鉢や、竈で炊いたご飯を知らないのだろう! エアコンやストーブや炊飯器は知ってても。
そういえば昔「恋心」という歌謡曲があった。
恋は不思議ね
消えたはずの
灰の中から
何故に燃える
という曲だ。
消えなかったそのわけはずーっと「ふせぼってた」からだろう。
言わば、「伏せ燃えてた」わけだ。 小生はそれがなまったものだと思う。
そんなわけで、改めて「恋心」を聴いてみたが素晴らしい。 今回、初めて気が付いたけど、この曲の作曲は若松正司という人。 この人、童謡の編曲者としてはよくレコードやネットなどで見かけていたが作曲もやるのだと解かって嬉しかった。 編曲の素晴らしさには予てから敬服していたので流石だと納得した次第。 いい曲ですよね。それに出だしのとこなど編曲者としての才能を感じる。・・・聴いてみよう
以上、閑に任せてつまらないことを書いてしまったが、験直しに数枚の写真を掲載しよう。 昨日と今日の撮影になる暮春の一こまを、よかったらご覧下さい。
 
昨日行った近くの「潮船観音」という観光スポットのつつじの写真だ。
 
 
お参りの後、門前の蕎麦店で「せいろ」(ざる蕎麦のようなもの)を食ったが、これが思った以上に美味でびっくりした。 余り期待してなかったが、文句なしだった。
どこが美味いか書いておく。 汁がいい味だった。小生、甘いと駄目なのだが、この店の汁は甘からず辛からずの逸品だった。 それから、蕎麦湯がよかった。蕎麦湯と汁が一緒になって美味い蕎麦をしめてくれた。 それから、出された緑茶、これがいい茶でびっくりだった。普通、出がらしに限りなく近い茶しか出ないが、この店のはいい味で熱く、いいお茶だった。 今度、また行きたいと思った。めったにないことだが。 実は、このことを書きたくて書いたような気もしないではない。
蕎麦そのものは小生よくわからないのだ。味がいいのか悪いのか。でも少し書くと、硬かったような気がする。 通は腰があるというかも知れないが小生にはそれが腰なのか煮えてないのかわからなかった。正直なところだ。 でも、蕎麦は健康によいようだよ。今朝それを実感したのだが。
今度、近くへ来たら寄ってくれ給え、ご馳走するから。
書き忘れたが、潮船観音の中にあるお休処の団子、これも美味いのだ。生醤油のだけしかないがこれが美味いのだ。 いつか、新宿の追分団子で同じく生醤油の団子を買ってみたが、これは不味かった。こっちのがお薦めだ。 これもご馳走しよう。・・・ただし一本づつだけど。
 
 
家の狭い路地に咲いた牡丹の花。色が上品な薄紅牡丹だ。 今年は、3輪の花を点けている。
 
 
これも狭い路地に咲いた牡丹の花。緋牡丹だ。 今年は、6輪の花を点けている。
以上2点、今朝、雨の降る前に撮りました。
井伏鱒二の「花に嵐の例えもあるさ さよならだけが人生だ」ではないが、牡丹は雨に弱いから。
 
 
 
(追記)
今日、4月25日、テレビが田端義夫の訃報を伝えていた。 また、昔を知る歌手が居なくなってしまった。
一番印象に残ってる曲は、「かえり船」
復員船の船上でこの曲を聴いた兵隊で涙を流さないものは無かったそうだ。 そんな涙、忘れたくない。田端義夫とともに。
(追記2)
塩船観音門前の蕎麦屋のこと、今日(4月30日)、シリバー仲間のおばはんに話したら、「この蕎麦屋、美味いので有名」とのことだった。 この方は青梅に40年来住んでおられる方なので、小生としては裏が獲れた心境というか聊か意外でもありました。 評判と体験が一致したから。そんな店の店名は「そば処もとはし」。高値くないし、こんなのをB級グルメというのだろうか。
 
 
 
 
 
 
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