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御嶽駅を降りて川沿いに出ると、すぐ近くに歩行者用の吊橋がありますが、その上で写しました。
向かって右方向が川上方向。背景の奥には「玉堂記念館」があります。
撮影は家内。結構いいアングルで捉えていますね。
カメラアングルというのは、撮る人の平面感覚が咄嗟に出るみたい。
・・・ま、そういう観点からは、いい目してるようです。
このHPに合致する曲を探してみたら、浮かんだのは、ベートーベンの田園交響曲の第2楽章。
それを聴きながら、見ていただくと、奥多摩の伸びやかな自然とマッチするのかな、と思います。
よかったら、ここをクリックしてください。
この曲を聴いて思うことは、ベートーベンって本当にロマンティックな人だったな〜ということ。
小鳥の鳴き声や、小川のせせらぎ、そよ吹く風、などを音にして、田園風景の叙情を表しています。
日本人は、人情ものが好き、だが、このような自然の叙情を音楽にする感性は無かったと思う。
この田園交響曲、宮沢賢治が好きだったのですよね。
宮沢賢治は、農業技師であると同時に、ロマンティストだった、と思います。
そうでないと、この曲が好きでたまらないわけがないと、思うのです。
彼の、レコードコレクションにあるそうです。
あのころのレコードはSP盤ですね。その大きなやつ。小生も、持ってます。
何れも数枚組みのアルバム仕立てになってますが、1冊がベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」というやつ。
もう1冊が、バッハのブランデンブルグ協奏曲。
2冊とも、多くのクラシック曲の中でも、十指に入る名曲揃いです。
母の弟で小生の叔父にあたる凡夫(ただお)という人が、昭和の初めころ若くして亡くなりましたが、
クラシックファンで、色々、アルバムを揃えていたようです。
その後、母が受け継いだのでしょうか、小生が5〜6歳のころの記憶では、どばっと重ねてあったのを憶えています。
時を経て、その中から、飛び切りの曲が2冊、私に伝わったのは、奇跡的、本当によかったと思います。
今でも大事にとってあります。死ぬまでに一回、聴きたいもの、と思っています。
小生が小学生のころ、母が、毎朝、この中の「皇帝」を懸けてくれました。
何を思ったのでしょうね。・・・小生は、そんなこと気にもかけませんでしたが、
朝、起こる前のまどろみの中、
聞こえてくるこの曲に、聴くともなくうっとりしたこと、憶えています。
だから、この曲、全部、憶えています。
聴きたい時は、頭の中で曲を鳴らせるくらいに。・・・懐かしいですね、子供の頃が。そして母が。
少し聴いてみますか、
ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」第一楽章がいいでしょう。
どのような理由から『皇帝』と呼ばれるようになったか、現在2〜3の説があるそうです。
この曲の曲想が、あたかも皇帝を連想させるからであるという説、古今のピアノ協奏曲の中でも、
まさに皇帝と呼ばれるのにふさわしい規模・内容であるからという説などが。
小生は、「この曲の曲想が、あたかも皇帝を連想させるからである」との説に賛成。
それはこの第一楽章に端的に出ていると思う。
第2楽章、第3楽章も、素敵ですよ。この3楽章、どれをとっても甲乙付け難い作品です。
第2楽章は、静かな落ち着いた情景を歌います。
第3楽章は、
これを聴いてるとフィナーレに向かって段々と元気を貰うような気がしてきます。
(フジ子・ヘミングのは、ミスが多く、少々荒っぽい。ゼルキンのがいいみたい)。
何れも、ピアノとオーケストラの得も言えぬ組み合わせが素敵です。
嫌味なところが無く、スムーズに繋がって、飽きさせません。
・・・よくまあ、こんな曲が書けたもの、と言えるでしょう。
ベートーベンは、最高!バッハもだけど。
バッハの方は、小生が高校くらいから、自分で聴き始めました。
始めは、変な曲だな〜と思っていましたが、何回も聴く内、段々好きになって、これも、
全曲、諳んじています。
どちらも、好き。甲乙つけがたいです。
小生、死ぬときは、この2つの曲を聴きながらいきたいと思っています。
・・・聴いてる内、元気になるかもしれませんね。好きだから。
少し聴いてみますか、
ブランデンブルク協奏曲の2番第一楽章を取り上げてみますね。
この2番は、トランペット協奏曲みたいですよね。
でも、強烈なトランペットやバイオリンの弦がギシギシときしむような力強い音が、素晴らしい。
脳髄をガンガン叩かれるみたいで心地良い気がします。・・・それから、ジャズっぽいとも言えるかも。
ブランデンブルク協奏曲の6番も大好き。
それの1960年録音のがあったので聴いてみましょう。
使ってる楽器が現在のものか古楽器かは分からないが、演奏、素晴らしいと思う。
バイオリンの軋る音など、素晴らしい! テンポもいい! ついスイングしちゃいますね、体が。
・・・これ聴くと、バッハの素晴らしさが分かるよね! 特に第3楽章が素晴らしい、ブラボー!!
西洋音楽の特徴は、ハーモニー、即ち、和音ですね。
日本人は「多声」は知っていました。
雅楽など、複数の楽器を同時に鳴らして音楽を奏でましたから。
このソースは中国由来ですね。
でも、明治維新の頃まで、和音は知りませんでした。
調べると、西洋では、ピタゴラスが和音を発見しています。
今から2500年ほどもまえのころで、我が国では、縄文文化が栄えて、中国では孔子が活躍してました。
そんな昔、和音が発見され、以来、2400年ほどたって、我が国に伝わったというわけです。
では、ピタゴラスはどうやって和音に気づいたのでしょう。
それは、古代ギリシャの数学者ピタゴラスは、鍛冶屋の槌の音に心地よく響き合う音が
あることに気づき、美しい協和音に秘められた「神のわざ」を探し求めようとしたそうです。
時代を経ては我が国にも神や鍛冶屋はいただろうに、どうして発見できなかったのでしょうね。
一言で言えば、感性の欠如ではないでしょうか。・・・残念ですね。
若し、明治維新がなければ、まだ、単音の世界で、甘んじていたかも知れません。
2400年できなかったことが、100年ほどでできる確率は低いから。
そんなわけで、感性が低いことは今も引きずっているようです。
何故なら、コーラス、テレビなどでこれやると、微妙に濁ってますよね。少なくも澄んではいない。
本人は気づかないでも8分の1音ほどは違ってる、ということが多いから。
この本人が気づかない、というところに絶望があります。
ひょっとすると、あの平均律って音階、あれ、日本人というか、日本語に合ってないのかもしれませんね。
日本語は、母音を強調して使う言葉ですから、出る音(声)も、平均律に微妙に合わない、
ということもあるのかも。・・・兎に角、和音に鈍感なことにイラつくこの頃です。
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橋のすぐ近くで撮影しました。紅葉が美しいでしょう!
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カヌーの練習をしている人を撮りました。
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同じく、カヌーの練習をしている人を撮りました。
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こちらは、ラフティング("fafting")です。"raft"とは「筏」の意味です。
ラフティング("fafting")は、日本語では「筏下り」かな。
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川面と紅葉のコラボ、素晴らしい。
このような情景、沢山あって、その度に写真を撮っていたら、散歩が遅々として進まない状況でした。
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