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最初に気付いた景色、夕焼け富士です。(撮影時間:16:28:18)
写ってる川は「多摩川」。右から左へと流れます。富士山までの距離は約100kmほどです。
近所のおっさんは、どうやら茜雲を撮りたくて待ってるみたいでした。
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約4分後の映像です。見事な茜雲がお出ましになりました。近所の人は、長い経験から、そのタイミングを熟知しているのでしょう。
今後、参考にしなくっちゃ。(撮影時間:16:32:00)
夕焼け、英語で"burning glow"から、映画「日の当たる島」の主題歌"Island In The Sun"を思い出した。
As morning breaks the heaven on high (朝が明け昼となり)
I lift my heavy load to the sky (俺は仕事の荷を担ぐ) Sun comes down with a burning glow (夕陽が燃えて輝けば) mingles my sweat with the earthly low (我が汗が夕陽に映えて輝く)
映画「日の当たる島」の一節のコピーだ。"burning glow"良く言ったものだよね。感じ出てる!
この夕焼けショー5〜6分の命で・・・やがて深い静寂が星を飾ることになる、「旅人よ」の岩谷時子の詩のように。
最後の輝きを放つこの時間が儚くも輝かしい。・・・沈む太陽は曳き戻せない。
泣けど叫べど戻せない。残酷なことだが。人の命も斯くやありなむ。
奴隷の哲学者エピクテトス(西暦50年〜135年、の古代ギリシアのストア派の哲学者)は言った。
「我々次第であるもの」と「我々次第でないもの」を峻別せよと説く。自分でコントロールできないものを過剰に望めば心の自由を失う。
と。これ、毎日新聞12月9日朝刊の書評欄(磯田道史評)からの孫引き。・・・となると、受け入れるしかないとなる。仮令残酷なことでも。
人は残酷な現実に遭遇したとき、嘗て癒されたことのある幸せな思い出に救いを求めるのだ。
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