2022年晩秋

2022/11/23 石井ト
今年の秋も終となりそう。 そんな中、昨日、サイクリングした。青梅から多摩川を越え、八王子に行くことに挑戦した。 八王子には、次男一家が住んでるので、その近くまで行こうとしたものだ。
河辺駅から青梅線の線路脇の道を福生まで行き、そこから南下して目標に向かった。
そんな気ままな旅の途中で撮った写真と、井の頭宅で獲った柘榴の写真を掲載する。良かったらご覧ください。
 
01
福生駅前から南下すると、5分ほどで多摩川に架る「永田橋」に出るが、橋のたもとで目にしたのは鮮やかな紅葉の世界。
永田橋の上から撮った写真(撮影時刻は、2022/11/22 15:07)。写っている公園は「福生柳山公園」、川は下流(写真奥の方)に向かう多摩川だ。
川越えのサイクリングは厳しい。なぜなら、川が削った大地の底に橋があり、元のままの大地との間に高低差があるからだ。 福生から下って、向こう岸でまた登って、となるから爺には不向き。実際、くるくる回る内、いつの間にか元来た道を逆走していた。 流石にタフな私も、諦めてそのまま帰途についた。
02
今回のサイクリングは、出発時間が遅くなったので、これ以上写真を撮る余裕はなかった。 何故なら、この辺りは4時過ぎに日没し5時にはほぼ真っ暗になるからだ。
その代わり、柘榴の写真を秋景色として掲載した。もいだのは11月17日。撮影は20日。
今年のは、大きくなる前にボタボタ落ちるので、聊か早目にもいだ。粒が小さいし、割れ方がか細い。 原因は、多分日照不足かな?
口閉じて はらわた隠す 柘榴かな
だな。これは誰かの句のパクリで、元句は、
口開けて 腸見する 柘榴かな
元句は、確か、新渡戸稲造の「武士道」に記載されてたと思う。あとで調べるつもり。
調べたら確かにあった。第十一章「克己」で、人の真奥の思想及び感情で、感情の抑制をしめす諺として引用されていた。
記憶が正しかったのでまだボケてないことが分かったのがいい。だが、克己がそんなに大事なの?と思う。大事なのは真実ということではないだろうか。 克己は真実を隠す面がある。当面する困難は避けられても長い目でみると停滞につながるかも。逆に、真実を暴けば当面問題となるにしても、解決策が見えてくるかも。 どちらを選ぶの?(2022/11/24 追記)
03
11月20日に漬けた柘榴酒の8リットル瓶。 サントリー梅酒用ブランデー(VO)1.8リットル、氷砂糖1.2kg、柘榴の粒1.5kg。
来年の秋が楽しみ。酸味はないが円やかな甘さで食前酒として健康にいいみたい。お勧めだ。 正直、柘榴って生で食べるよりこうした方がいい。昔は、それを知らないから、成りっぱなしで多くが口開けて腸見せていて、 聊か不気味に思えたものだ。・・・でも、この木も、もう70歳は過ぎてるはず。亡き母も姉も見た木だし大事にしたい。
亡き母姉の よすが残りし 老柘榴
長くもがなと 思ひけるかな
生まれ故郷で老いるなら、祖父祖母父母のよすがも多いだろうが、私のように異郷で老いると、離れて暮らした故郷の肉親との僅かな縁も大事に思えてくる。 この柘榴の木もその一つ・・・。
哀れ哀れ 異郷徒の泣き 死ぬまでも
 
 
 

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  • アップデート:2022/11/23  [Return]