平成30年春

H30/3/4
石井ト
昨日の関東は、暖かで日差しもあり春の到来を実感させる一日でした。
昨日は、例によって、サイクリングし、途中、多摩湖自転車道の春景色を写真に撮りましたので、 HPに掲載いたします、よかったらご覧ください。
去年も本HPでとり上げた河津桜の写真です。(撮影13:30頃)
右の土手の上は、西武拝島線の八坂駅の西端辺りです。
兎に角ね、今まで何もなかった殺風景なところに、鮮やかな紅色の花が咲くと、救われたような気がします。それが春ということでしょう。 有難いことですよ。和歌の一つも捻りたくなるものです。 和歌の大本は、人に見せるとか自慢するとかのためではなく、自分の気持ちを言葉で表す、ということでしょうか。
紅つけて 居並ぶ花の 歌手たちが
愈々春よと 歌います
声を揃えて歌います
声を揃えた歌聴けば
写真撮ったり
立ち止まったり
そぞろそぞろに歩きます
私は自転車こぎながら
下手な鼻歌うたいます
今日のは「埴生の宿」だった
この曲をYouTubeで探したが、日本語のは沢山出てるがろくなものはないので、仕方なく、原曲であるイングランド民謡"Home Sweet Home"を イタリアのソプラノ歌手アメリータ・ガリ=クルチ(Amelita Galli-Curci)が歌ったものにリンク張っておきます。 ・・・とてもいいソプラノですよ。音が合ってるし、声がふらつかないし。録音は1926年のようです。 ここをクリックしてください
アメリータ・ガリ=クルチについては、 ここをクリックしてください
アメリータ・ガリ=クルチの「埴生の宿」、素敵ですね。しっとり歌っています。日本人の歌手で、こんなにしっとっり歌える歌手って思いつきません。 それはそうかもしれませんね、何故なら、世界にもいないのではないのかな。
ウイキペディアによると、
ミラノの上位中流階級に生まれ、早くからピアノを学ぶ。祖父の影響で声楽を始め、 ピエトロ・マスカーニからも歌手として活動するよう激励される。 他人のソプラノ歌手の歌唱を傾聴したり、発声法の書かれた古い教本に目を通したり、歌いながらピアノを練習したりすることで、 自らの選択でほとんど独学で声楽を習得した。
とありました。注目すべきは、「ほとんど独学で声楽を習得した」というところ。 天性の才能と好みがうまくマッチングしたのでしょう。それに育ちもいいようで、何処かおっとりしてるのが出ているような気がします。
そのアップです。
昔我々が幼いころ流行っていた国民歌謡に「春の唄」というのがある。 作られたのは昭和12年。それ聴いてみましょう。ここをクリックしてください
愈々待ちに待った春です。やはり、寒いのは苦手。いいこともあるけどね。それは、ゴキブリがいないこと。蚊はいいがゴキブリだけは嫌。 それに花粉症がでないのもいい。
でも、寒いと、朝の身支度が大変。着ぶくれる分自転車に架かる荷重も増えるし、バッテリーだって蓄電能力が落ちるようだし。夕方だって直ぐくるし。 ・・・かくて言えることは、「人生は厳しい!」である。
前述のピエトロ・マスカーニはイタリアの作曲家で、有名なのは、「カバレリア・ルスチカーナ序曲」。 この「カバレリア・ルスチカーナ」とは「田舎の騎士道」という意味である。
この歌劇は、男女の四角関係がもたらす悲劇を語るものだが、 決闘による死というクライマックスに向かう直前の場面で緊張を静めるかのように静かに流れるのがこの間奏曲。 聴いてみますか、悲しみの嵐の前の静けさを語るこの曲を。ここをクリックしてください。 ・・・癒されますよね、人生の厳しさまでもが。
これほどの曲が書ける人だから、彼がアメリータに歌手として活動するよう勧めたことに、嘘はなかったことだろう。
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