山栗・今年も

H29/8/28
石井ト
皆さん如何お過ごしですか。
今年も秋となりましたね。季節は巡る粛々とです。偶にはそんな決まり事から外れてもいいのではないかと思はないではないが、そんな私の気分など知らぬ気に、 また秋はやってきました。
そんな秋の中の小さな出来事、写真に撮りましたので、よかったらご覧ください。
去年も獲りましたが、今年も獲れました。近くの公園にある山栗の木の産物です。
この公園は、ここから奥多摩の山々が始まるという平地と山地の境目にある公園で、日常的には、散歩の人がたまに通るだけという、静かな公園です。
ですが、近所の人は良く知っていて、この山栗が実るこのころは、ちらほらと拾いに来る人も見かけます。 今日は、聊か風も強く、また、拾いにきた人もいなくて私一人で10分ほどで拾うことができました。
山栗は、イガイガのまま落ちるのもあるが、大概は、中身が出た状態で落ちています。 その姿は、茶色の殻がきらっと光っているのが見え、手に取ると、ずしっと重くて、つい、ラッキー!という気分になります。
食べ方は、私のとこでは、素焼きの胡麻炒り器で10分ほど炒り、2つの割って、匙で中身をほじって食べます。
美味いですよ。下手な和菓子より数等上をいく上品な甘みが何とも言えない美味さを味わわせてくれます。 このように自然木から採集した栗は野趣が豊かで美味いです。いわば縄文栗でしょうか。 わが祖先は、おそらくこの栗を食べるなど豊かな食生活を謳歌していたのかなと思います。
去年は、台風の直後に行ったら、そこいらじゅう落ちていて、ポケットに入らないくらい獲れて、うれしい悲鳴をあげたことがありました。 でも、今年は、そんな僥倖には巡り合わず、今回のがおそらく山でしょう。 何故なら、現場には、イガだけが多数転がっていたから、もうあらかじめ落ちたようです。
また来年が楽しみ。・・・それまで頑張らなくちゃ!・・・生きる希望がわいてきた。でも、食い気じゃね、少し寂しい。
そういえば、昔、灰田勝彦が歌った曲で「煌く星座」というのがあった。 そこでは、
・・・
思い込んだら命がけ 男の心
燃える希望だ憧れだ 煌く金の星
・・・
と歌ってたよね。それが思い出されました。聴いてみますか、ここをクリックして下さい
もう一つ、変わった話を書こう。
それは、我が家の杏子の木に居ついた蜂の話だ。
1週間ほど前、道路際の狭い地面に立つ杏子の木に変なものを発見した。それは、蜂が固まって団子状に丸まった言わば蜂団子のような存在だ。
写真は、そのワンショットである。
死んでいるのかと言えば、そうではなく、微妙に動いている。まるで、寒いところでサルが丸まって作る猿団子の蜂版だ。
殺虫剤で蹴散らすのは雑作もないことだが、生き物を殺すのは可哀そう。
蚊取り線香なら殺さないで蹴散らせるかと思い、30cmほど離してその下に置いてみたが、どこ吹く風!?と言わんばかりに涼し気ですらあった。
その蚊取り線香作戦を2回ほど試みたが、反応がないので、今や諦め状態。
以来、1週間ほど経つが、今以て団子は崩れていない。・・・どうしょう?・・・この居候を。武士の情けってわけにもいかないし!
ここ暫くは対峙するしかないようだ。相手が北朝鮮ではないことが幸いではある。
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