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(*1) ここで、くは平仮名のくです。
二つの量を比べたら圧倒的な差がある場合の数学記号は<<です。
それを平仮名のくで代用して、<<だからくが二つとしてみました。
例えば、一握の砂と浜の真砂の数を比べたら、浜の真砂の方が圧倒的に多いから、
一握の砂の数<<浜の真砂の砂の数(石井ト)
と書けるというわけです。
だから、この句の場合、次のようになります。
勝戦(かち)の数<<負戦(まけ)の数
(*2) 三つとしたのは圧倒的差より更に大きい天文学的差を示す(野中進)
(*3) くが二つ(野中進)
(*4)民放で、「オランダ左近」という昔の番組に遭遇。
出てきた役者さん、今時珍しいワイルドな感じの侍が睨みを利かす場面でした。
ちなみに、いまどきの若手のはね、所作がなってません。
体の重心がふらついて、あんなもんで、睨みの所作、やられたら、たまったものではありません。
たちまちドタバタ喜劇になってしまいます。
そこへ行くと、今回のは絵になってました。
家内に、「誰?」と訊いたら、デビュー間もないころの「高橋英樹よ!」とのこと。
私はね、西郷輝彦辺りかな?と思ったりしてました。
確かに、よくよく見れば高橋英樹です。
ドスの利いた役者ブリです。
出世前 それでもうまい 役者ブリ
この番組は、1971年(昭和46年)、フジテレビ系のもの。
今から、45年も前なので、隔世の感を免れません。
出てきた役者さんも、柳永二郎、星由里子、など、懐かしい顔ぶれでしたよ。
最近、そんな昔のテレビ番組、よく見かけます。
(*5)「腸内フローラ」
先端医療界では、「腸内細菌」という存在が、人の健康や美容、
それのみか性格にさへも影響を与えていることが分かり、注目を集めているそうです。
100兆匹も住んでいるとか。
腸内細菌は腸内にて密生することから、花園(フローラ )に喩えて、「腸内フローラ」と呼ばれるそうです。
(*6)須磨の関守
ご存知「百人一首」からの本歌取りです。本歌は、
淡路島 かよう千鳥の なく声に
幾夜ねざめぬ 須磨の関守
歌意は、淡路島へ通う千鳥の鳴く声で、幾晩目をさましたことだろうか、須磨の関の番人は、という雅なもの。