二月の川柳連歌

HP管理者
さて、二月も、先年同様、川柳連歌にトライしました。
その内容を、標記の題名にて掲載します。 良かったら、ご覧ください。 そして、今後、投句などしてくだされば、有難いです。
  1. 二月の川柳連歌
    結果、十二月の川柳連歌、次のようになります。
    なお、「*」は、発句に複数の後句が付いて場合を表しています。記載の順序は投句の到着順です。
    また、「#」は、575に対する形式的な調整の提案を表しています。
    77が先の場合は、77を先に書き、後句の575は、後に書くこととします。
    なお、作者のコメントはコメント欄に表示します。
    確定申告 古強者が 闘争(いくさ)かな(石井ト)
    収入少なく、戻りもわずか(石井浩四郎)

    闘争(いくさ)・諍い タネは尽きまじ(さがん)
    尽きたらボケよ バトル頑張れ(石井ト)

    勝戦(かち)と負戦(まけ) 記号で書けば くが二つ(石井ト)*1
    *頭ひねれど(何度読んでも) はてな(?)が残る(さがん)
    *はてなの先は どうでもいいや(さがん)
    *負ければくろうが又三つ(野中進)*2
    *イスラム国ではくらいくるしい(野中進)*3

    出世前 それでもうまい 役者ブリ*4(石井ト)
    あとに残るは 大根ばかり(石井ト)

    目覚めても また寝覚めても 夜のまま(さがん)
    *時間を忘れて心身回復(石井コ)
    *気長に待とう 春は曙(亀川さん)
    *思い一つで日は又昇る(輝子)
    *一病息災 愛で糧にして (北島栄子)
    * 腸内フローラ 徹夜の友あり*5(石井ト)

    安らかに 眠れなくして 丁度いい(石井ト)
    まるで昔の 須磨の関守*6(石井ト)

    あいにくの雨 二階に上って また下りて(石井ト)
    まるで屋内 ノルディック(石井ト)

    願わくは 花の下にて 快気宴(さがん)
    奄奄変じて宴延延(石井ト)
    皆さん、575や77、お寄せください。
  2. コメント
    (*1) ここで、くは平仮名のくです。
    二つの量を比べたら圧倒的な差がある場合の数学記号は<<です。
    それを平仮名のくで代用して、<<だからくが二つとしてみました。
    例えば、一握の砂と浜の真砂の数を比べたら、浜の真砂の方が圧倒的に多いから、
    一握の砂の数<<浜の真砂の砂の数(石井ト)
    と書けるというわけです。
    だから、この句の場合、次のようになります。
    勝戦(かち)の数<<負戦(まけ)の数
    (*2) 三つとしたのは圧倒的差より更に大きい天文学的差を示す(野中進)
    (*3) くが二つ(野中進)
    (*4)民放で、「オランダ左近」という昔の番組に遭遇。
    出てきた役者さん、今時珍しいワイルドな感じの侍が睨みを利かす場面でした。
    ちなみに、いまどきの若手のはね、所作がなってません。 体の重心がふらついて、あんなもんで、睨みの所作、やられたら、たまったものではありません。 たちまちドタバタ喜劇になってしまいます。
    そこへ行くと、今回のは絵になってました。
    家内に、「誰?」と訊いたら、デビュー間もないころの「高橋英樹よ!」とのこと。
    私はね、西郷輝彦辺りかな?と思ったりしてました。
    確かに、よくよく見れば高橋英樹です。
    ドスの利いた役者ブリです。
    出世前 それでもうまい 役者ブリ
    この番組は、1971年(昭和46年)、フジテレビ系のもの。 今から、45年も前なので、隔世の感を免れません。 出てきた役者さんも、柳永二郎、星由里子、など、懐かしい顔ぶれでしたよ。 最近、そんな昔のテレビ番組、よく見かけます。
    (*5)「腸内フローラ」
    先端医療界では、「腸内細菌」という存在が、人の健康や美容、 それのみか性格にさへも影響を与えていることが分かり、注目を集めているそうです。 100兆匹も住んでいるとか。 腸内細菌は腸内にて密生することから、花園(フローラ )に喩えて、「腸内フローラ」と呼ばれるそうです。
    (*6)須磨の関守
    ご存知「百人一首」からの本歌取りです。本歌は、
    淡路島 かよう千鳥の なく声に
    幾夜ねざめぬ 須磨の関守
    歌意は、淡路島へ通う千鳥の鳴く声で、幾晩目をさましたことだろうか、須磨の関の番人は、という雅なもの。
  3. 三月の発句
    発句を募集していましたが、一句集まりましたので、掲載します。
    三月の発句は、
    さがん様 花満開は すぐそこに(近藤弥生)
    です。
    桑原君の入院を聞いて寄せて頂きました。
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