佐賀のうた
石井ト
小生、今日は誕生日で満79歳となりました。
そんなとき、家内が自分の手紙など整理していて、いいもの見つけたと言ってきました。
見たら、「東京佐賀県人会女性部かささぎ会」が発行した講演会「夢の歴史回廊を未来へつなぐ」の配布資料でした。
日付けは、平成8年11月21日、とあります。もう20年以上も昔のものでした。
中をみたら、面白いのを発見したので、転載してご紹介します。
それは、「佐賀のうた」と題した歌詞で、千昌夫の「北国の春」の佐賀弁版替え歌です。
小生の誕生日に見つかったのも何かの縁、佐高八期会HPに掲載しますので、よかったらご覧ください
佐賀のうた
- 有明干潟に吹く風は
のりの香をやさしく包みこむ
ああ、不知火の海
チャーラギ クチゾコ
シャッパに メカジャ
ウミタケ ムツゴロウ その味は
あのふる里の佐賀ん味
なつかしか
- 葉隠れ城下に吹く風は
若楠の香さわやかに
ああ、あのお堀り端
龍蔵寺、鍋島、大隈・江藤
偲ぶ明治のその名残り
あのふる里の佐賀ん町
栄あれ
- 天山、黒髪、脊振山
虹を見るあの海松原の
あああの鏡山
多良岳キャンプにみかんの香り
秋には稔りの稲穂もゆれて
あの吉野ケ里 さわやかな
陽がのぼる
この曲のカラオケ版にリンク張っておきますので、替え歌を歌ってみてください。
気持ちよかですよ。ここをクリックしてください。
「北国の春」は知らない人がいないくらい流行った演歌の名曲です。
弩演歌以前の名作でしょう。メロディもいいが歌詞がいい。
特にいいのは、
季節が都会ではわからないだろうと
届いたお袋の小さな包み
の部分。
故郷を出て、知らない町で、独り孤軍奮闘した私など、今でも涙することを禁じえない「サビ」の部分です。
思うに、幸せとは、そんなものではないでしょうか。
親が逝き、もう二度と貰うことのないお袋からの小さな包み、これがもらえるなら、どんなに幸せかと思うこの頃です。
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