- 8月9日(八月の発句)
わが願い 健康寿命に サドンデス (石井ト)
(私のささやかな願いを句にしてみました)
- 8月12日
(石井トさん、不順な天気が続きます。最近我が家には、虫を狙って“やもり”があちこちに張り付いています。
小生、白内障手術も落ち着いて、外出には支障ありませんが:)
癒えてなお 出るに出られぬ ヤモリ(家守)かな (さがん)
(一家のあるじたるもの、動かざること岩のごとし・・でなきゃな)
蝉しぐれ 力尽きたか 地に落下 (さがん)
(8月15日は敗戦記念日)
「蝉しぐれ」に付けて
蝉曰く 敗けたんじゃなく 終わっただけよ (石井ト)
(戦後日本は潔く敗けを認めればいいのに、「敗戦」を「終戦」と言い換えました。
その前も帝国陸海軍は「撤退」を「転進」、「命令」を「志願」、その後も陸上自衛隊は「戦闘」を「武力衝突」と言い換えました。
未練な伝統は脈々と続いてます。
- 8月13日
盆の膳 母のメモには パンはなし (石井ト)
(今日からお盆。我が家では、お袋が残したメモでお膳を供します。
お膳は13日夜から15日夜までの7回のお膳のメニューを記したもの。
13日夜は、お茶湯、14日朝は、粥、昼は、そーめん、夜は、ご飯、15日朝は、団子、昼は、饂飩、夜は、ご飯、です。
流石に「パン」はありません。我が家のは、昔からのものらしいから、無理もないですが、少し時代おくれかもしれません。
小生、朝食はパンだから、遺言しておこうかな。「だんご」を「パン」にしろと。)
- 8月16日
ハイカラな 私の遺言 団子はパンに (石井ト)
(私らしいよね。でもハイカラ過ぎるかな?)
盆明けは 「榮太樓」の 余慶かな (石井ト)
(お袋は「榮太樓」を知っていました。私が餓鬼だったころから。「時雨」がいいとも言ってましたっけ。
だから東京でのお盆にはそこのお菓子を供えます。手に入りやすいし、親孝行もできるし、余慶にも預かれるし・・・。)
- 8月24日
我が体 夏の間は フラジャイル (石井ト)
(昨日、また事故りました。自転車に乗っていて転倒し左胸をコンクリート舗装道に強打、暫く起き上がれませんでした。
考えれば、自分の体って夏だから薄着ですし、宅急便で言えば「こわれもの」ですよね。
それだけに、転倒は避けなければなりません。走行中であれば思っただけでもぞっとします。
反省は、夏のサイクリングは要注意との自覚です。フラジャイルとは、"fragile"。英語の発音は「フラジル」というように聴こえますが、
日本では「フラジャイル」としてるようです。なお国際郵便には「こわれもの」ではなく、"fragile"のシールが貼られます。)
走っても 走らなくても 歳はとる (石井ト)
(今日、毎日新聞の夕刊に、「悩んでも 悩まなくても 朝はくる」という川柳が引用されていて、そのパクリです。
時間の非可逆性を嘆いたもの。)
- 8月25日
(残暑お見舞いを兼ね一句啓上。)
弱(脆)きもの 汝の名は トッチイー (さがん)
(傘寿を前にわが身を自覚されよ。)
(「弱(脆)きもの」に付けて)
反省が 山積したる 傘寿前 (石井ト)
(傘寿を前にしたわが思いです。)