台所 妻が奏でる ピアニシモ (石井ト)
(今朝は寝坊してしまったが、ふと気がつくと、台所でカタコトと音がしていた。家内が起きて朝食の準備をしてる音だ。
この音は有難い。
私が子供のころは、朝、寝床でお袋が掛けてくれるSP盤の「皇帝」を聴いて幸せな時を過ごしたものだが、今は妻がその替わりを聴かせてくれている。
・・・ずーっと続いてもらいたいというのが、ささやかな我が願いである。
数日前、NHKで、94歳の老ピアニスト、メナヘム・プレスナーの演奏を報じていた。彼の心情は常に「ピアニシモ」。
ピアニシモとはイタリア語だが、英語では"Very Soft"、日本語でば極めてゆっくりにということだから、歳よりには馴染めそう。
そういえば、今朝の台所から聞こえてくる音も、「ピアニシモ」。心地よかった。その音、聴いてみますか。プレスナーご本人のはないので、
ルービンシュタインのだが、
ここをクリックして下さい。なお、「マズルカ」とは、ポーランドの舞曲の一形式だそうだ。
我妻のは、台所舞曲かもしれないね。
メナヘム・プレスナーの演奏は、
BSプレミアムの1月31日(水)5:00〜5:55「クラシック倶楽部 メナヘム・プレスナー ピアノ・リサイタル」で聴けるようです。
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