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小生、新橋までJRで来て、そこから「ゆりかもめ」に乗りました。
写真は、車中から撮った「首都高速一号羽田線」です。遠くにレインボー・ブリッジの橋脚が見えています。
ここいら辺は、所謂、ウオーターフロントの始まる辺り、人口美が際立ちます。
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写っているのは、今回乗船する水上バスの船「HIMIKO」号です。
背景はレインボー・ブリッジです。
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今回参加のメンバー全員です。
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12:20分、定刻に台場を出発しました。
豊洲を経由して浅草まで約1時間、12kmほどの船旅です。
船の右舷を見ています。
写っているのは、槙原君と北島さん。船中の観覧者用構造がよく分かる写真ですよね。
背景は幕末のころ急造された構造物である第3お台場です。
この石垣、今でもびくともしないで、綺麗に並んでいます。
あの幕末のどさくさでも、これだけの石垣を築ける技能集団があったことが分かります。
デザインも素敵だし、堅固だし、建築物の構想力は今より進んでいたのではないだろうか、と思うほどです。
だから、写しました。
デザイン的には、遠目の美、を意識する点では、今より優れていると思う。
今のは、お金を考えるからか、売れるように造ってある。だから、どこか、せこい。
この間、テレビのドキュメンタリ番組を見ていたら、岡倉天心が彫刻家の平櫛田中(ひらくしでんちゅう)に
「売れないものをつくれ」
と諭したことを紹介していた。岡倉天心は平櫛田中を指導した芸大の教官だったのだ。
このお台場の姿を見ると、その「売れないもの」の実例ではないかと思う。
皇居、昔の江戸城、にも同じものを感じる。
半蔵門から三宅坂からの景観の雄大さに撃たれ、これが人工物かと思うほどだ。
そして、そうであれば、人口美も捨てたものではないと思えるのである。
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