トラブルシューティング(事故撃退)の話

石井俊雄
長くパソコンをやっていると、正常に稼働するのが当然で、起動しない事態が起こるなんて、想像もしない事となる。 だが、どっこい、世の中そう甘くない。 ある日突然、その異常事態は起こるのだ。
私の経験をお話しよう。 皆さんが、トラブルに出会ったとき、どのように対処すればいいか、少しは参考になるのではないかと思うからである。
  1. 発生
    私の経験は、1月15日(金)朝、パソコンを立ち上げ、メールを開くべく、私が使っているメールソフト「Windows Live Mail」を起動したときである。 起動のクリックをしても画面には起動中のマークがくるくる回るだけで、一向にWindows Live Mailが立ち上がらない、という事態が起きた。 何回やっても、また、起動中のマークがくるくる回る状態で放置しても、事態は動かなかった。
    その代わり、次のエラーメッセージがメッセージボックスに表示されていた。
    Windows Live メール
    Windows Live メールを起動できませんでした。正しくインスト
    ールされていない可能性があります。ディスクの空き容量とメモリが
    不足していないことを確認してください。(0x80041161)
  2. 苦悩
    状態は、そのまま推移し、その日は寝るまで続いた。 私は、悲観的になって、
    1. 正しくインストールされていない可能性があるというのなら、パソコン買い替えだ。
    2. Windows Live Mailを再インストールするとしても方法は?
    3. 数ヶ月ほど前、パソコンのOSを「Windows 7」から「Windows 10」に無料変換したとき、何か失敗したのかも?
    4. ウイルスにやられたかも?
    などなど、考えていた。
    だが、ウイルス原因の場合なら、スキャンすればウイルスは見つかる筈なのに、スキャンしてもウイルスは見つからなかった。 それに、パソコンはウイルス対策ソフトでがっちりガードされている。
    自信の持てる対応策が浮かばない。 怏怏とした気分のまま、寝る時間になり、私は寝るしかなかった。
  3. ある光明
    だが、すんなりと眠ったわけではなく、寝付くまでの僅かな時間に、ふっと、あるアイディアが浮かんだ。 それは、メッセージボックスに表示されたエラーメッセージの内容。 その中の、「ディスクの空き容量とを確認してください。」との文言。
    若しかしたら、ディスク容量が、度重なるデジカメ写真など大容量データのインストール(格納)によって、パンパンになっている所為かも知れないと思ったのだ。 それで、確信は持てないまでも、一筋の光明を得たのだった。 今まで、大容量のHD(ハードディスク)なのだから、ディスク容量不足は考えてもみなかったのだ。
  4. 撃退
    翌朝、今朝のことだが、論より証拠の精神で、HDの中のデータの古いのを外付けのHDに移してみた。約2GBほども移した。 コピーではなく移したわけだから、ディスクの空きが2GBほど増えたわけだ。
    以上の処置をした後、Windows Live Mailを起動してみた。・・・結果、うまく動いてくれた。
    ほっとした。メールが使えないという孤独感からの解放だ。
    思えば、メールが立ち上がらないと、今までの送受信メッセージにアクセスできない。更に、メールアドレスも調べ直しが必要になる。 更に、メールが開けないと、八期会の皆さんの投稿にアクセスできない。 などなど由由しき事態となっていたのだ。
  5. ご参考までに
    以上、私の経験だが、参考になるだろうか。
    問題は、慌てないこと。
    即ち、メッセージボックスの文言に注目し、冷静に対応策を探ることが求められます。 特に重要なのは、メッセージボックスの文言の中の最後の部分。 この場合は、(0x80041161)ということになります。この番号は「エラーコード」と呼びます。 以下、このエラーコードの使い方の一例をお示しします。 お宅でも何かのエラーが出たとき、役に立つかも知れませんから。
    先ず、マイクロソフトのWebブラウザーである「Intenet Explorer」を立ち上げます。
    昔は、Webブラウザーと言えば、マイクロソフトのIntenet Explorerか、サン・マイクロシステムズのNetscape Navigatorが知られていたが、 現在はInternet Explorerのほか、OperaやSafari、そしてGoogle Chromeまで加わり、ブラウザ戦国時代となっております。 だから、慎重に、マイクロソフトのWebブラウザーである「Intenet Explorer」を立ち上げます。
    その仕方は、Windowsマシンなら、Windowsのトップページの左下をクリックし、「すべてのアプリ」などの箇所をクリックし、 出てきたリストから、「アクセサリ」を開くと出てきます。
    何故、「Intenet Explorer」に固執するかと言えば、私の使ってるメールソフト「Windows Live Mail」がマイクルソフト製だからです。 製造元のブラウザでアプローチすれば、より正確な情報がえられるはず、というわけです。
    次には、「Intenet Explorer」のトップページの「ウェブ検索」という画面に、今、懸案のエラーコードを入れ、検索します。 結果は、いろいろ出ますが、自分のパソコン環境に合ったサイトを参照すれば、何らかの対応策が得られるでしょう。
    私の場合の検索結果画面を例示しておきます。
    では、グッドラック!
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