ヒヨドリレポート 最終回
H30/8/11
森永 明
巣を構え始めて28日目、孵化後11日目で二羽が巣立った。
巣立つとは言っても空を飛んでいくわけではない。樹上で親からのたっぷりの餌を
貰って足腰?を鍛え大きくなっていく。自分で餌をとるのはまだ先のことである。
しかし、巣立ったばかりの幼鳥が一旦地上に落ちて、地上より安全な樹上に戻れなかったら
悲劇が待ち構える。必ずや野良猫の餌食となる。つまりは空中を飛べるに育つ時間がない。
今回も悲劇に見舞われたようだ。野良猫も生きるため食を探すが、ヒナの周りを親鳥が
奇声をあげて飛び周ることは結局、野良猫に教えているようなもの。
今日の早朝親鳥の声が聞こえていたが、やがてそれも消え静かになり二度と聞かれない。
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8月9日午前11時頃。孵化後10日目2番目の雛。親鳥がトカゲを振り上げて居る。
体を突き抜けるような長い大きな物を食べるから、成長が早いのか?
給餌の映像は動画から切り出したカットなので映像が流れたり、ピンぼけが出てしまった。
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続き。親鳥はトカゲの頭を銜えてヒナの口に押し込んでいく。しばらくもがいていたが、やがて
スルリと飲み込んだ。栄養満点だろう。
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今度はセミの胴退部、羽を落として旨いところだけを与える。夏ならではの餌だ。
しかし、濃厚な養分は全て血となり、骨、肉となる。強烈な大食漢である。
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固いセミの胴を口にねじ込む。
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