廃用症候群考

石井ト
ネットニュースの一つ、「文春オンライン」で、標記の言葉を使った記事を見付け、初めて、そんな言葉があることを知った。 「廃用症候群」とは、何らかの理由で長期間安静を続けることにより、身体機能の大幅な低下や精神状態に悪影響をもたらす症状のことと定義している。
本稿は、聊か出しゃばり臭いが、皆さんに、その記事から一部を抜粋しそれを紹介することで、老人生活に資する情報をお知らせしたい。
源情報は、長たらしい題名だが、以下の通りである。
「超高齢社会」なのに「介護後進国」!?日本で幸せな老後を送るために知っておきたい3つのポイント
冒頭、次の書き出しで始まっている。
少子高齢化が深刻化し、高齢化率が21%を超える「超高齢社会」を迎えた日本は、誰もが介護とは無縁ではいられない社会だ。 しかし、介護についての有益な情報が広く知れ渡っているとは言い難い。・・・高齢者が幸せに生きるために大切な3つのポイントを紹介する。
3つのポイントとは次のように記されている。抜粋すると、次の通り。
「支援」とは、「介護保険という保険制度を利用することで、多くの介護支援が受けられる制度による支援」を指しているようです。
廃用症候群の具体的な症状としては、「筋萎縮、拘縮(なんらかの原因で、関節が正常な範囲で動かせなくなってしまった状態)、骨萎縮などの運動器障がい、誤嚥性肺炎、 心機能低下、血栓塞栓症などの循環・呼吸器障がい、うつ状態、せん妄、見当識障がいなどの自律神経・精神障がいが見られます。」と記しています。
文春オンラインニュースに載った源記事を見るなら、「文春オンライン」「ニュース」で検索すると、今のところヒットすると思う。 だが、ニュースなので、時が経つと消されるから、ご注意ください。
なお、この他にも、「廃用症候群」で検索すると、沢山の記事がヒットするので、参考になるかも知れません。 それほど、この言葉は世の中に通用しているようです。知らぬは、私だけだったのかも知れません。
小生思うに、上の3つの中でも、「身体機能を維持させる」が一番大事だと思います。 胃ろうなんてもっての外かも。兎に角、自分で飲み込むことです。 更に、自動車運転免許、これは老後生活を活性化する重要な道具。返上は最後の手段で、未だピンピンしてる内は保持し続けるべきもので、 これを返上すれば、脳神経や運動能力を廃用することに繋がると思うからだ。
この加齢に由る事故防止の意味で対抗策を抗じる場合、我々に出来ることは二つの策がある。 一つは乗らないことにするで、もう一つは技術進歩を計ることだ。 具体的には、前者が免許返上で、後者が自動運転車である。
この場合のように、ある問題に出会ったとき、その解決策として思い込みに頼るのではなく、深く考えるべきだろう。 何故なら、その結果が、老後の生活に、大きく影響するかあらだ。即ち、健康寿命を生きるには、廃用症候群に感染してはならないのであるからして、 なるべく廃用から遠ざかる方法を採らなければならない。従って、この場合、免許返上より自動運転車に期待すべしとなると思う。
小生と同じ歳の知人が、免許返上して3〜4年ほどで施設に入り、入所後3か月ほどで亡くなった。 その知人は、若いころから自動車運転で暮らしてきた男だったから、小生はつくづく思ったものだ、男から免許取り上げることにどれほどの意味があるかと・・・。
やはり、廃用を意識して人生の最後を生きなければならないと思う。
 
 
 
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