栗ご飯と栗ぜんざい:生きててよかったの記

石井ト
一昨日の10月22日(金)、小生、チャリで街中を走行中、お客で賑う八百屋の前で、生栗を売っているのを見付けた。
それを見て頭に浮かんだのは栗ご飯と栗ぜんざい。4kgで500円ほどの値段がついていたが、思わず買ってしまった。 家内が喜んでくれるだろうと考えたからだ。
だが、持ち帰ったところ、家内の反応は鈍く、持て余してる感じ。聞けば生栗を捌いたことはないとのこと。 小生も、生栗を捌いた経験は、生まれて以来の83年間、なかった。 家には、柿の木やブシ柑の木はあったが、栗の木はなかったのだ。
それで、やむなく、ネットで調べて家内と二人で捌いてみた。本稿はその体験記である。
その生栗から栗ご飯までの工程は次の通り。
  1. 栗の座と呼ばれる底皮の一部を包丁で少し剥がす。
  2. その栗を一晩、水に漬ける。
  3. 翌日、その栗の鬼皮(表面の皮のこと)を剥ぐ。剥ぎ方は、西洋料理食事用のナイフで、座と呼ばれる底皮の少し剥がしたところから少しづつ鬼皮を剥がす。 (小生の経験では約2時間)
  4. 鬼皮を剥がした後は、渋皮を剥ぐ。その方法は、渋皮状態の栗を少し塩(数グラム程度)を入れた水に入れて火で茹でると剥ぎやすくなる。(小生の経験では約1時間)
  5. 電気釜で米(うるち米)2合を炊くが、途中で適量の栗を入れて炊き上げる。
  6. 栗ご飯ができたら、ご飯碗に盛り、ごま塩をかけて食らう。
以上だが、出来た栗ご飯、極めて美味だった。ごま塩と合うのだ。
後は栗ぜんざいだが、これは講釈不要だろう。 小豆を煮て栗を入れて食べるだけだから。
以上、83歳の初体験にして新発見である。お勧めだ。・・・きっと、生きててよかったと思うだろう。滅多にないことだが。
 
 
 
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