おふくろの味

2023/5/30 石井ト
 
小生、病気療養中。もう3か月になる。
その間一番変わったのは運動量とスイートへの好みの変化である。
運動量の方は、脚力の低下であるから今一所懸命食べることで体力増進を図っている。
スイーツの好みの変化は、想定外で我ながら驚いている。なんと今好んで食えるスイートは「しるこ」。 こしあんのを水気をたっぷりにしてサラサラで熱くして飲むのがいい。 シュークリームも、モロゾフのチーズケーキも、あんぱんも、プリンさへ食するには抵抗がある。
そこへ行くとこしあんのしるこはいい。餅はいいのが手に入らないから入れない。杵つきのいいのがあればよろこんで入れるけど。 餓鬼の頃よく食べたことを思い出す。
今は高級スイートで溢れているが、人間、終いには幼児化するようだ。
となると食通なんてのは固定したものではなく時間変化するものとなり、 時間変化しないものは幼児体験となる。 幼児体験とは要するに「すりこみ」であり、別の言葉で言えば「おふくろの味」だ。
好みの変化に注意だが、最後に「おふくろの味」なら悪くない!
 
 
 

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