戦後70年の思い出・所感 特集

思いつくままに(W)

H27/10/7  野中 進
思いつくままにーVでは編集、貴方に一任致しましたが*、現在4つの病院を梯子している状態でつい我侭が出てしまい反省しています。今後共宜しくお願いいたします。 現在病状一進一退、荏苒*2と時を過ごしています。
女生徒と手を繋がされ並び歩き、鑑賞せし映画は鐘の鳴る丘 (野中しん)
父が吹く尺八の音はうるさけれど、今となっては懐かしきかな (野中しん)
遥か昔母と厘外の渡し越え野道をゆかば、赤いアケビの梢に残る (野中しん)
(市の境の高橋に出てバスで佐賀市に行くほうが便利だった)
かえる鳴く田んぼのあぜ道たどりつつ、一家で行った平松温泉 (野中しん)
(それは西与賀村の高伝寺の近くにあった)
裏庭の小川のせせらぎせき止めて、鮒やドンポを手掴みにする (野中しん)
(この小川で泳ぎを覚えたが、ドンポのこと皆さんご存知だろうか)
幼き頃父に連れられ見し映画、画面はずーっと雨が降っていた (野中しん)
(確かチャンバラ映画であったようだが今は記憶にない)
100メートル水泳リレーに優勝し、もらった褒美はアイスキャンディー (野中しん)
(学校帰りに学外で、たまたま先生に遭遇し、うまかった記憶が蘇る25メートルを4人で泳ぐクラス別対抗リレー)
通学の多布施の川の土手に残りいた、一本松も今は消えたり (野中しん)
父が昔青年団で植えたと聞く、貫通道路の銀杏並木は今が酣か (野中しん)
夏休み虫かごに溢れるセミトンボ、ニガシンシャイと母は叱れり (野中しん)
* 「思いつくままに(U)」と同じく「思いつくままに(V)を纏めて「思いつくままに(U)」と致しました。(HP管理者)
*2 「荏苒」(じんぜん)、なすことのないまま歳月が過ぎるさま。(HP管理者)
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