追憶
石井俊雄
昔、昭和初めころ、「追憶」という唱歌がありました。
昭和14年(1939年)に古関吉雄が“Flee as a Bird to Your Mountain”という曲に『追憶』というタイトルで日本語詞をつけました。
以来、中学や高校の音楽教科書にたびたび掲載されたこともあって、多くの人に親しまれてきました。
私に関して言えば、この曲は、昨年亡くなった従兄弟にして八期生の不破正典の母、小生の叔母にあたることになりますが、がよく口ずさんでいた曲でした。
それで、私の知るところとなったわけです。
でも、叔母がこの曲を憶えたのは女学校ではないはず。何故なら、昭和14年ころには叔母は30後半の年齢に達していたはずだから。
レコードでも買っておぼえたのかも知れませんが、真相はもう謎でしょう、永遠に。
追憶とは、昔を思うこと。
まさに、今回の写真を見て、我らが思うことと重なります。
それで、その曲にリンク張っておきますね。
先ず、フォレスタの歌う「追憶」です。
ここをクリックしてください。
聴いてみましたか。余りうまくないですよね。特に、コーラスのハーモニーがお粗末。ソロもイマイチ。
ただ歌っているだけという感じ。テンポも速すぎる。音も外している。だからコーラスが聴き辛いのだろう。
だが、日本語歌詞のはいろいろ聴いてみたがこれが一番だった。已む無くリンク張ってみた。
験直しに、もう1曲、原曲の“Flee as a Bird to Your Mountain”を聴いて終わりにします。
ここをクリックしてください。
「追憶」と原曲とでは、歌詞が全く違います。原曲は讃美歌ですから。
この歌手、丁寧に歌ってますよね。テンポもいいし、音も外してないし、めりもはりもあるし。
最後のソプラノが素晴らしい。
(2017/02/01)