松田一宏君を悼む

桑原峰征
今年の年賀で、今年もお互い元気でとエール交換したのが最後となった。
彼との出会いは、小学生の時に他校から隣のクラスに転入して以来。色白のハンサムボーイで、都会的(今風のシテイ―ボーイ的)な雰囲気を持っていた。彼は野球も上手で、カーブなども投げるピッチャーでもあった。女子には人気があったと思う。
私が佐賀を離れて、再会したのは、手元の写真から判じると1989年代々木の中学同窓リユニオン。そこには、今は亡き面々もいて懐かしい。松田君も髪の毛はかなり後退していたが、往年の雰囲気は変わらない印象だった(そのころから大病と闘っていたのか定かでないが)。  
彼との思い出が鮮明なのは、10年ほど前に彼が幹事を務めた“日光江戸村”同窓旅行。往復の電車の中で、井上(律)君と私が終始アルコールを離さなかったを気にして心配してくれたこと、そして夜の放談会で小中時代の淡い恋心など披歴しあったこと。
彼の自宅には、二度ほど見舞いを兼ねてI君など数人でお邪魔したが、私は性懲りもなく“命の水”をご夫妻に勧めるなど自分勝手な振る舞いに終始した。良かれかしとの想いであったが、ご夫妻にはどのように映ったのだろうか。
心からご冥福を祈ります。合掌。
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