オランダ滞在記

森永 明
3月上旬からオランダ・アムステルフェーンに夫婦で滞在した。
この地区(アムステルフェーン)はアムステルダム都市圏内にあり、スキポール空港に隣接している。 アムステルダム市内から直通しているメトロとトラムの路線に沿った大規模な住宅地で、 市域西部には欧州で最も広い(935f)都市公園アムステルダムセ・ボスがある。 市域南端は産業団地及び、農地となっている。 また、ムステルフェーン市民のうち約11lが外国人でその中でも日本人が最も多い(1600人以上)。
私達の滞在住居はアムステルダム・セントラル駅から10キロほど南にあった。 家から一歩外に出ると、視界を遮るものはなく広々とした干拓台地と真っ直ぐな水路(干拓台地の水抜きと聞いたが・・・)が幾本も掘られている。 台地は3月上旬ですでに緑一色。陽光で眩しい。
この台地では、馬や乳牛、トラックターが点描している。農家の犬が野兎を追い回し、白鳥、カモメ、マガモ、オオバン、ブラックバード、 コクロカラス、カササギ、アオサギ、ナイルガン等が見られる。 天候が良くて気温が上がると、遠方のとなり町がぼんやりと浮ぶ。
住宅地区内は、水辺が多く水路にはオオバンが営巣していて、その横をマガモつがいが騒がしく泳ぐ。 緑地帯には雑木や大きなミズナラの木(植林か)が林を造る。 広い空間内には小鳥が多く日中でも鳴き声が止まない。 背の高い木には、かちがらす(カササギ)が相変わらず雑で大きな巣を作っている。 庭の木立に小鳥の巣が有ったが、今は葉も茂り親鳥が出入りしていると便りがあった。 住宅地内で散歩は充分楽しめる。 住宅地区内にはもちろん自動車道やメトロ(地下鉄)が走るが、住宅から一定の距離はなれるように都市計画がなされていて、全体が 大きな空間で、静かである。
少し理屈いぽいが、当地在住の都市計画事務所の渡邉英理子氏の論文[オランダと日本の都市計画」のなかに、 「土地は市の所有物、公共とみなされる事が多い。家は道路や公園の公共空間をつくる重要なファクターとして設計される。 たとえ持家であっても特に大都市では、道路からのファザード間の距離、ガレージの配置、高さ制限、外壁の色、素材、 窓、バルコニー、屋根の形状、建築ボリュームまで指定されることが通常。 これらは市の都市計画局と民間の都市計画事務所、デベロッパースペシャリストの共同作業となる」とある。
散策しても住宅街では大きな家屋はない。電柱がなく木立に囲まれた町は落ち着く。まさしく ベットタウンである。
滞在中の写真を見てください。
 

写真サムネール(下の写真をクリックすると大きな画像が開きます。)
 
 
 
 
 
 
上記のようにマトリックスを切ってその枡の1つをクリックすると、大きな写真が表示される形式のページ構成にするのは、 閲覧者がHPを見るとき、サーバーからのコンテンツ・データのダウンロードに要する時間を短くするためです。 即ち、クリックしてからHPが画面に表示されるまでのタイムラグを少なくするためです。
シリアルに並べる形式の場合は、全部の写真が一度にダウンロードされるためダウンロードに要する時間が長くなるのです。 特に、本HPでは、写真の枚数が多いのでトップページでは解像度の低いサムネールだけの表示にしました。 そうすると、サムネールの場合は写真の枚数が多くても、1枚ごとの解像度が低いのでファイル容量も小さくなることにより、 一度にダウンロードしても、サーバーとブラウザー間を結ぶ回線に掛る負荷は少なくて済む、即ちダウンロードに要する時間が短くて済むのです。
その代わり、サムネールの1つをクリックする毎に、それに対応する解像度のでかい写真ファイルがダウンロードされることになります。
そんなわけで、サムネール方式の場合はダウンロードを一度ではなく、クリック毎に分散して行うようにした分散型と言えるでしょう。 光通信回線の契約者は、シリアルでもそれほどの時間遅れはないかも知れませんが、ADSL回線の契約者は、シリアルでは長時間の待ちが生じる可能性があるため、 分散型にした次第です。
分散型にすると、一度に全体を鳥瞰することが出来るというメリットもあるのかなという感じです。
最後にちょっとだけ付け足しを。それは、昔見た映画に「80日間世界一周」というのがあったけど、そのテーマソングを思い出したこと。 聴いてみるのもいいかもしれませんね! (コマーシャルが出ることがあるけど、暫くするとスキップできるので、少々我慢した後、スキップしてください。) (HP管理者)
 
 
 
 
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