旧日本海軍零戦のエンジン「榮21型」
今回の旅で私がただ一つ「どうしても見たい」とリクエストした。
写真では広角撮影で奥行きが縮小しているが見た目はやや大きい。
この発動機は1945年終戦とともに英空軍東南アジア航空技術情報部隊 (ATAIU・SEA)がシンガポール方面で捕獲した2機の零戦(21型、52型)のうちの 52型のもの。捕獲した当時のままで保存状態は極めて良い。整備されれば今でも   運転可能と言う。部品の欠品や異常は全く見られないと言う。
この発動機の裏側には始動装置、デストリビュウター。潤滑ポンプ、ターボチャージャー 等など、発動機運転管理、出力アップの補機類がびっしり配置されている。そのメーカー名 も判読できる。ここまで来たからには転んでも砂?・・・・。 
機体は150キロ離れたロンドンの大英戦争博物館に保管展示されている。機体内部が見る事ができる 世界でただ一つ展示物。
 
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